接戦を制し3年ぶりの優勝を果たしたモハマド・シディクール（写真／アジアンツアー）

◇アジアンツアー◇ヒーロー・インディアンオープン 最終日◇デリーGC(インド)◇パー72

2位に4打差をつけてスタートした最終日、モハマド・シディクール（バングラデシュ）が追いすがる地元勢を振り切って、「75」とスコアを崩しながらも通算14アンダーとして1打差で勝利。2010年以来となるツアー2勝目を達成した。

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その道程は容易ではなかった。15番でトリプルボギー、16番でボギーとして後続に飲み込まれたシディクールだったが、17番（パー3）で4.5メートルのバーディパットをねじ込んで再び1打のリードを奪う。最終18番では地元インドの声援を背にしたアニルバン・ラヒリとSSP.チョウラシアが共にバーディチャンスにつける。だが、プレーオフへの希望を託したこのパットは、ことごとくカップを外れた。

シディクールは、結果的には4日間リードを守りきった完全優勝。「今週は人生でベストのゴルフが出来た」と、3年ぶりの優勝の余韻に浸った。

通算13アンダーの2位タイには、ラヒリとチョウラシアの2人。通算12アンダーの4位タイには、ベク・ソクヒョン（韓国）、チラフ・クマール（インド）、アンジェロ・キュー（フィリピン）、ラシード・カーン（インド）の4人が続いた。