2005年 全英シニアオープン
期間:07/21〜07/24 場所:ロイヤルアバディーンGC(スコットランド)
首位の座はT.ワトソンへ!G.ノーマンも3位タイと好位置をキープ!
スコットランド、ロイヤルアバディーンGCで行われている、米国チャンピオンズツアー第17戦「全英シニアオープン」の3日目。前日は、ホワイトシャークことグレッグ・ノーマン(オーストラリア)が、会場を沸かせたが、この日の主役の座は世界が認める偉大なプレーヤー、トム・ワトソン(アメリカ)。通算3アンダーで、見事な首位奪取劇を見せた。
ワトソンの3日目は、クレバーでありながら爆発力を備えた、素晴らしいプレー内容だった。3番でバーディを奪うと、5番バーディ、6番イーグル、7番バーディと怒濤の猛チャージ。8番でボギーを叩いたものの、後半に入っても、3つスコアを伸ばすなど、難コースでスコア「64」をマーク。一気にトップへ躍り出た。過去、数々のメジャー大会で勝利を収めてきた男が、今年の「全英シニア」の栄冠へ向けて磐石の状態だ。
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さらに、前日2位につけていたノーマンは、5バーディ、4ボギーと出入りの激しいゴルフになったものの、1つスコアを伸ばしてデス・スミスと並び、通算イーブンパーの3位タイにつけている。この好位置から、明日の最終日は逆転優勝を狙う。鮫の牙が、ワトソンを切り崩せるかに注目したい。
そして、もう1人忘れてはならないのが、通算2アンダーで単独2位にいるクレイグ・スタドラー(アメリカ)。今大会では、3日間通して安定したプレーを続けており、スルスルと抜け出して勝利を掴む可能は十分ある。
最後に日本勢だが、前日8位タイまで順位を上げてきた海老原清治が、1つスコアを落としたものの踏ん張りを見せて、通算6オーバーの7位タイと好ポジション。どこまで上位に食い込んでいけるか期待したい。なお、そのほかの選手では、青木功が、通算12オーバーの27位タイ。友利勝良は通算14オーバーの37位タイ。そして新関善美も通算15オーバーの42位タイで競技を終えている。