米国チャンピオンズ/メジャー最終戦を制するのは再び「初優勝者」?
2003年 フォード・シニアプレーヤーズ選手権
期間:07/10〜07/13 場所:TPC of ミシガン(ミシガン州)
C.スタドラーが、ツアー初優勝をメジャーで飾った!!
2003年米国チャンピオンズツアー第18戦『フォード・シニアプレーヤーズ選手権』が、ミシガン州ディアボーンにあるTPC of ミシガンで開催された。先週行われた「全米シニアオープン」に続き、チャンピオンズツアーの今季メジャー第3戦となる。
今週も大会を盛り上げたのはトム・ワトソンだった。2日目に強風が吹き荒れ各選手スコアを崩す中、ワトソンはスコアを伸ばし単独首位に踊り出た。しかし3日目にワトソンを上回る声援を集めたのが、チャンピオンズツアー新人のクレイグ・スタドラーだった。
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7アンダー65をマークしたスタドラーが、11アンダーのワトソン、マイク・マッカラーに並び首位で最終日を迎えた。最終日のスタドラーは、スコアを伸ばしたい3番パー5でボギーを叩いてしまったが、5番ホールから3連続バーディを奪うなど7つのバーディを奪い17アンダーでツアー初優勝を果たした。
レギュラーツアー時代のスタドラーは、1982年のマスターズを含む12試合で優勝し、海外ツアーでも87年のダンロップフェニックスなど4勝を挙げている。また一人、レギュラーツアーの人気者がチャンピオンズツアーに入ったと思ったら、あっという間にビッグタイトルを手にしてしまった。
スタドラーに3ストローク離されてしまったが、14アンダー2位にはトム・ワトソン、ジム・ソープ、トム・カイトといった実力者が並んだ。カイトは、13番パー5でイーグル以外にも8つのバーディを奪い猛チャージを見せたが、ニューヒーローのスタドラーを捕えることは出来なかった。
日本の青木功はスタートから3連続バーディを奪い、その後も2つ伸ばして通算4アンダーの12位に食い込んだ。海老原清治も青木と同じく3番まで3連続バーディ。しかし中盤4つのボギーにダブルボギーも1つという内容で通算10オーバー61位に終わった。