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2008年 カパルアLPGAクラシック
期間:10/16〜10/19 場所:ベイコースカパルアリゾート(ハワイ州)

宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、ハードな3連戦を終え、「まずは体を休めたい」

「カパルアLPGAクラシック」最終日、大会3日目にして初めてアンダーパーをマークした宮里藍は、その勢いを駆ってスコアを伸ばすべく、10番ティからスタートした。

この日もハワイ特有の強い風が吹く中、前半は我慢のゴルフとなる。11番では1.5m、12番では2.5mのパーパットを沈めてピンチを凌ぐと、迎えた15番パー5。右ファーストカットからの第2打を、U4でピン下4mにつけると、このパットを沈めてイーグル奪取。絶好の流れを作った。

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続く16番はフェアウェイ中央にクリークが流れるホール。ここで宮里は痛恨のミスショットで、ティショットをそのクリークに入れてしまう。ハザードの処置をして3打目はグリーン奥ラフ。アプローチを1.5mに寄せると、これを沈めてナイスボギーで切り抜けた。

17番、18番もナイスパーとした宮里だが、折り返した1番では2m、2番では4mのバーディチャンスを決められない。風の吹きぬける4番では、2mのパーパットを沈めてガッツポーズも飛び出したが、直後の5番でボギーを叩くと、8番はアプローチで1mに寄せるもこれを外してボギーとし、結局この日は1イーグル3ボギーの「73」。一つスコアを落として通算4オーバーの40位タイで4日間の大会を終えた。

「ノーバーディでしたが、イーグルもあったし、内容としては良いラウンドでした。後半は我慢出来なかったけど、パッティングの感触は良いです」と、風の中でも安定していたパッティングを収穫に挙げた宮里。「特に1番、2番。早いうちにバーディを獲っておけば、流れは変わっていたと思う」と、残念そうに振り返った。

さすがに、「日本女子オープン」から、カリフォルニア、ハワイと続いた3連戦は体力的にもきつかったようで、「移動で疲れているし、まずは体を休めたいですね」と苦笑い。次は28日に行われるテレビマッチの為に日本に帰国し、その後は「ミズノクラシック」に出場予定だ。一旦、拠点のあるロサンゼルスに戻るという宮里。万全の体調を整えて、再び日本で活躍してくれることを期待したい。

2008年 カパルアLPGAクラシック



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