2008年 エビアンマスターズ
期間:07/24〜07/27 場所:エビアンマスターズGC(フランス)
藍、イーグル奪取で40位タイへ浮上
「エビアンマスターズ」3日目。宮里藍は、序盤からハイペースでバーディを積み重ねた。2番パー3はあわやホールインワンのショットでピンそば20cmにつけてOKバーディとすると、3番では左下1.5mをきっちり沈めてバーディ。5番でも第2打を左下50cmにつけてバーディを奪い、ショットの好調さを印象付けた。6番はボギーとしたが、前半は2つスコアを伸ばして折り返した。
後半は12番、14番とボギーを叩いたものの、15番パー5で起死回生のイーグル奪取。残り114ヤードの第3打を9Iで放つと、ピン手前にキャリーして、そのままカップに吸い込まれた。「グリーンが打ち上げになっているので、入ったのか分からなかったけど、ラッキーでした」と宮里。結局この日は、1イーグル4バーディ4ボギーと出入りの激しい内容ながら、スコアを2つ伸ばして通算イーブンパーの40位タイへと順位を上げた。
<< 下に続く >>
「良い流れでスタートしたのに、9番で1.2mを獲れずに残念。バーディを獲れているけど、ボギーも沢山打っているので、スコアを作れませんでした。でも、バーディを獲れているのは、それだけゴルフが良いということ。ショットは本当に良いので、ボギーを減らしていきたいです」と振り返った。
昨日よりアイアンの細かい距離感が特に良かったという宮里。「パットが入らなかったら、ショットでつけるもの良い考えですね」と余裕を見せた。癖のあるグリーンは多くの選手が苦しんでおり、「外しているのは私だけじゃないし、入れないといけないと考えずにしぶとくやりたい」と、割り切りながら臨む。「明日はいけるところまでいきたいです」と最終日の追い上げを誓った。