2008年 大王製紙エリエールレディスオープン
期間:11/21〜11/23 場所:エリエールゴルフクラブ松山(愛媛)
「来年も日本ツアーに出たい」 3位で今シーズンの幕を閉じる
今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」を制せば、次週開催の最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」出場権を手にできる宮里藍。首位とは3打差、逆転勝利を目指して1番ティからスタートした。「フィーリングが凄く良かったし、出だしが肝心だと思っていた」という宮里は、スタートホールでピン左4.5メートルを沈めてバーディ発進。「全体的にショットの距離感が良かった」と、その後もバーディチャンスにつける宮里は、5番パー5では4メートルを沈め、8番パー3ではピン直撃のスーパーショットを見せるなどバーディを重ねる。
後半も1ストローク伸ばし、この日5バーディ、1ボギーの「68」。通算6アンダーまで伸ばしたが、首位を走る横峯さくらの勢いには及ばず、最終的には単独3位でホールアウト。最終戦への出場権を得ることは叶わず、宮里の今シーズンは幕を閉じた。
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「先週同様、最終ラウンドで4つ伸ばせたのは良かったです。今日は自分のゴルフに徹したプレーが出来たし、ドライバーは振れていて、アイアンの距離感も良かった。パットもイメージが出ていました。(先週、今週と)急遽2試合出ましたが、良い調子のまま出場できて良かったです」と、今シーズンのラスト2試合を振り返った宮里。「『全英リコー女子オープン』からやっと安定感も出てきて自信も戻ったし、来年に向けて小技とパットを調整して、初戦から頑張りたいです」と、来季につながる良い締め括りとなった。
今季は日本ツアーに5試合出場し、トップ3入りが3回。「日本は凄く自分の感覚を取り戻しやすいので、時期によりますが、タイミングが合えば日本でも出たいです。今から(米国ツアーの)スケジュールを見て決めようと思います」と宮里。来年もアメリカだけではなく、日本でも躍動する宮里の姿が見られそうだ。