大会を通じ、明るい表情が目立った宮里藍。米国ツアー開幕に向け、弾みをつける内容だったようだ

兼ねてから、今週はドライバーのフィーリングに重点を置いていると話していた宮里藍。「ANZレディスマスターズ」最終ラウンド、その1打目は左に曲げてしまったが、「すごく振れていたし、当たりも良かったので、今日は大丈夫だと思いました。その感じをキープしたままで最後まで回れたので、良かったです」と振り返った。

「良いイメージで回れました」と、この日2バーディ、1ボギーと安定した内容で、通算6アンダーの14位タイフィニッシュ。順位を1つ落としたものの、不安要素であったドライバーのフィーリングに手ごたえを感じたことに「（シーズンの）良いスタートを切ることができました。来週の（米国）LPGA開幕も、自信を持って迎えることができます。この試合に出場して良かったです」と、満足の表情で語った。

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久々に上位争いを演じたことに対して、「すごく楽しかったです。（優勝争いは）自分の求めている目標でもありますし、何度もそこでプレーをしてきました。そこに戻る自信もあります」と宮里。米国ツアー 3年目を迎える今季、開幕前に豪州の地で自信を取り戻せたことは、大きな意味を持つ。

「（米国ツアーで）早く勝てるように頑張りたいですね」と、大スランプに陥った昨年末には聞くことができなかった言葉を、久々に耳にした。