最終日は耐えるラウンドとなり、不本意な結果に終わった宮里藍

3打差からの逆転勝利を目指し、「ミズノクラシック」最終日のスタートを切った宮里藍。幸先良く2番でバーディを奪い、早くも追撃体制に入るかと思われたが、以降はアイアンの精度を欠き、グリーンを外す場面も多く見られた。

「アイアンのフィーリングが良くなかった。捕まったり、すっぽ抜けたりしてチャンスが少なかった」。その要因を、「いろいろ考え過ぎ」と自己分析する。「リズムに集中しようと思っていたけど、あれやこれや考え過ぎてしまった。アイアンに100パーセントの自信を持って打てなくなってしまった。反省点ですね」。

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2番以降はパーを重ねると、9番パー4では2打目がグリーンをオーバー。アプローチも寄せきれずにボギーとする。この時点では首位に4打差と耐えていたが、バックナインも1バーディ、1ボギーと追い上げは叶わず、この日は「72」のイーブンパー。通算8アンダーの17位タイに後退する結果となった。

USLPGAツアーで賞金ランクトップを走る申智愛は5位タイでホールアウトしたため、その差は約24万ドルに開き、ホームで差を詰めることはできなかった。次週は、メキシコで開催される「ロレーナ・オチョア・インビテーショナル」に出場し、翌週にツアー最終戦「LPGAツアー選手権」に出場する予定。残るは2試合、逆転賞金女王へ向けて後が無い状況となった。