2006年 SBSオープンatタートルベイ
期間:02/16〜02/18 場所:タートルベイリゾート(ハワイ州)
開幕戦で49位タイはまずまずの出来、パッティングを修正して次週へ臨む!
ハワイ州のオアフ島にあるタートルベイリゾートで開催されている、米国女子ツアー開幕戦「SBSオープンatタートルベイ」の最終日。
インコースからスタートした宮里藍は、11番でボギーを叩き、出端をくじかれる格好となる。しかし、14番でバーディを取り返すと、その後は我慢強くパーをセーブして前半を終了。後半に入ると、3番でバーディを奪い波に乗るかと思われたが、続く4番、5番で連続ボギーという苦しい展開となった。最終ホールの9番でバーディを奪取し、意地を見せたものの、3バーディ、3ボギーとスコアを伸ばせずにフィニッシュ。通算1オーバーの49位タイで、米国ツアー初戦を終えた。
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「今日はアンダーパーを目標にしました」という言葉からも、米国でプレーする難しさが伺い知れる。昨年QTをトップ合格し、周囲からの注目と期待を一身に受けた20歳にプレッシャーが全く無かった訳はない。「父と母が観戦に来てくれて、久々に顔が見れて嬉しかった」というのも本音に違いない。
そんな宮里が最後まで苦しんだのがパッティングだった。要所でパットが決まらず、スコアが伸び悩んだ。前日も「父にパッティングを修正してもらった」というが、最終日にも普段の切れ味は見られなかった。「すぐに結果が出るものではないですね。でも徐々に良くなっています。来週に向けて、さらに修正していきたいです」。
米国ツアーでの緊張感、そしてサスペンデッドによる競技中断など、何もかもが初めてとなった今大会。この経験を生かして、自身のコメントにもあった、今見えている課題のパッティングを立て直し第2戦へ臨む。「次のコースは、風が強く厳しいコンディションになりますが頑張ります」。既に彼女の頭の中は来週の「フィールズ・オープンin Hawaii」へとシフトしている。