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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、2打差逆転圏内も「自分のゴルフに集中!」

国内女子ツアー2010年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の初日に2アンダーの8位タイと、まずまずのスタートをきった宮里藍。大会2日目は、その宮里のプレーを見ようと7,803人のギャラリーが琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)に押し寄せた。

米ツアーで共に戦う上田桃子とスタートした宮里は、1番、2番でパーセーブを繰り返したが、3番パー3でティショットを左に曲げてボギーを先行してしまう。さらに4番パー5は、ティショットをフェアウェイセンターに待ち構えた木の後ろに運んでしまうが、ここはフェードボールで切り抜け、3打目でピン奥7mに乗せた。しかし、下りのバーディパットを1.5mオーバーすると、返しのパーパットも外してしまい連続ボギーとなる。

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イーブンパーとスコアを落とした宮里を見守るファンのトーンも少し下がったが、5番でピン奥5mの難しいラインを読みきってバーディを奪うと、大歓声が沸きあがった。その後もバーディチャンスを作れない宮里は「途中イラっとしてしまいました。自分のスイングが悪くなっているのは、下半身が動いていないのは分かっていたので、後半はそれに気をつけてラウンドしました」と後半に向けて気持ちを入れ替えた。

宮里は下半身の動きが止まってしまうと、ショットで左サイドにボールを引き込んでしまうという。現に3番のティショット、4番のサードショット、さらに前半最後にボギーを叩いた9番のセカンドショットはいずれも、左方向でオーバー目に飛んでいた。

そのポイントに気がついた宮里は、10番、11番、そして13番でバーディを奪い、3アンダーまでスコアを伸ばしてリーダーズボードに名前を再浮上させた。終盤はスコアを伸ばせなかった宮里だが、後半にスコアを伸ばせたことには満足。首位と2打差で逆転優勝も充分に狙える位置で迎える最終日になるが「一打一打に集中して、自分のゴルフに徹するだけです」と、マイペースを貫き逆転優勝のチャンスを待つ。

2010年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント



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