腰痛のアクシデントを乗り越え、予選突破を果たした宮里藍

「LPGAチャンピオンシップ」初日を終えて、4オーバーの97位タイ。早くも窮地に立たされた宮里藍だが、予選突破にはこれ以上スコアを落とすことは許されない状況の中で、インの前半では快調にバーディを重ねていった。

12番でバーディを先行させると、14番のボギーを挟み、15番から怒涛の3連続バーディ。1オーバーまでスコアを戻し、このまま上位争いへ参入か・・・と思われた矢先。宮里に思わぬアクシデントが襲いかかる。

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18番の2打目はラフから、しかも前下がりの難しいライ。2打目を打った直後、腰に痛みを覚えたという。「“あれ？”って。それから振るのが怖くなってしまった」。すぐに普段から携帯している痛み止めを服用したが、「飲んで効くまでのガマン」という踏ん張りも報われず、18番、折り返しの1番、2番と3連続ボギー。「数ホールはスイングのタイミングが合わず、厳しいプレーが続いた」と、再び予選落ちのピンチに陥ってしまう。

だが、徐々に薬も効き始め、「それからは良い集中力で回れた」と宮里。3番のパーセーブで連続ボギーを止めると、4番パー5では2メートルを沈めてバーディ。その後もパーで耐え凌ぎ、通算3オーバーの48位タイで予選突破を決めた。

心配な腰の具合だが、実は年に数回ほど同じ症状があるという。「先週に体力を消耗していたし、今週もラフがきつくてすごく集中力を使うので、体力が消耗していると思う。今は痛くないし、明日も問題ないと思います」。深刻な症状ではないようだが、宮里の体と明日以降のプレーが大いに気にかかるところだ。