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有村、パッティングフォームを一新させるも・・・

愛知県の中京GC石野コースで開催されている、国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」2日目。首位に3打差の11位タイからスタートした有村智恵は、3バーディ、1ダブルボギーの「71」でフィニッシュ。上位で展開されたバーディ合戦に遅れをとり、通算2アンダーは首位に9打差の16位タイに後退。“ムービングデー”の波に乗ることができないまま18ホールを終えた。

「今日は、パットのスタイルを極端に変えてみた」と切り出した有村。今シーズンは6試合を消化し、平均パット数1.716は堂々のランキング2位。しかし、「今年に入ってから、気持ちの良いパットが入っていないことが悩みだった」と、理想形はまだまだ先にあった。かねてから色々と模索していた中、森口祐子プロから昨日受けたという助言もあり、パッティングフォームを「アドレスの形から全て」一新。これまでのオープンスタンスをクローズに閉じ、フォロースルーを出さない意識のフォームへ矯正を試みた。

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さすがに「構えた時の違和感が取れない」と、いきなりのフォーム改造にすぐには身体が馴染まない様子。スタートホールの1番では、ピン手前12メートルを捻じ込むバーディ発進としたが、有村の中では「入ってくれた、という感じ」と手ごたえまでには至らない。続く2番(パー3)ではティショットをピンに絡めて連続バーディとしたが、以降は「距離感が合わない」と、バーディは11番のみ。16番(パー5)では、下り1mから3パットのダブルボギーを叩き、「完全なミス。噛み合わないところが出てしまった」と悔しさを滲ませた。

「今は手探りの状態。いかに、試合で噛み合う(パッティングの)スタイルに持っていけるのかを考え中です」。思い切った大改造の成果を信じ、明日の最終日もパッティングフォームと身体との会話を続ける。(愛知県豊田市/塚田達也)

2012年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン



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