最終日はパターを替えて臨んだ有村智恵。5バーディにも「5つしか獲れなかった」

愛知県の中京GC石野コースで開催された、国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」最終日。通算2アンダーの16位タイからスタートした有村智恵は、5バーディ、ノーボギーの「67」で回り、通算7アンダーの9位タイに浮上して3日間の戦いを終えた。

昨日はパッティングフォームを急遽、アドレスからストロークまで大胆にチェンジ。この日はパッティングフォームは全て元に戻し、パターを変えて臨んだ。試行錯誤が続くパットとは対照的にショットは絶好調。迷いなく振り抜くショットから次々とバーディチャンスを演出し、スタートホールの1番でピン奥1.5m、打ち下ろしの2番（パー3）でも1mにつけ、昨日に続き2連続バーディ発進とする。

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その後も3つのバーディを重ねたが、ホールアウト後の有村は消化不良を口に。「ショートパットは決まったけど、3～4mがなかなか決めきれない。たくさんのチャンスの中で、5つしか獲れなかったことが歯がゆかった」。やはりパットに悩みを抱え現状では、心からの笑顔を浮かべることは難しいだろう。

「いつかフィットしてくれれば、と思っています。自分を信じて、悪いところも認められるようになればいい。完璧を求めてしまう部分があるので、そんな自分ともうまく付き合っていきたい」。向上心の高さゆえに、常に悩みを抱えている姿は、手首痛から復帰後の今も変わらない。これらの課題を1つ1つクリアにすることで、有村は着実な進化を遂げてゆく。（愛知県豊田市／塚田達也）