2010年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/22〜07/25 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
遼、後半に入り一気に加速! 18位タイに浮上
通算1アンダーの42位タイで「セガサミーカップ」決勝ラウンドを迎えた石川遼。昨日は、競技ではジュニア以来というクロスハンドグリップに挑戦して大きな話題を呼んだ。この日も、パターの握りはスタートホールからクロスハンド。パットの向上を、そして上位進出を目指し、第3ラウンドのスタートを切った。
10番からスタートした石川は、11番で1.2メートルを沈めてバーディ先行。直後の12番では3パットのボギーとするが、13番パー5でバーディを奪い返す。その後は18番までパーを並べ、1ストローク伸ばして後半へと折り返した。
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後半に入ると、「ショットの手ごたえを掴めてきたし、パットのストロークも良かった」と、勢いは一気に加速する。4番でバーディを奪うと、6番では10メートルを捻じ込みバーディ。さらに8番、9番と3メートルを沈めて連続バーディで締め括り、この日6バーディ、1ボギーの「67」。5ストローク伸ばし、通算6アンダーの18位タイに浮上した。
会心のラウンドかと思いきや、「ものすごく大きな手ごたえを掴めたほどのラウンドではなかった」と振り返る石川。「自分の中では徐々に良くなってきた、という程度です」と、内容とは裏腹に言葉に勢いがない。パットにおいては「8番、9番で一番良いストロークができましたが、それ以外はしっくりきていない」と不満の表情を浮かべる。
それでも、首位と7打差に詰めて迎える最終日。「今日の後半のようなパットのストロークができれば、明日は前半から伸ばせると思います。まずは前半9ホールで2桁アンダーに届かせたいですね」。逆転優勝に向け、まだまだ高いモチベーションを維持できているようだ。