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石川遼

完敗の遼、ちょっとホロ苦い団体優勝

「現代キャピタル 韓日プロゴルフ対抗戦」最終日は、両チーム10人ずつによる総当りのシングルス戦。9組目の石川遼は、日本ツアーでも活躍するキム・キョンテとの対戦。その前半、パットが冴え渡るキョンテに圧倒される展開となる。

「バーディチャンスの距離はあまり変わらなかったけど、あまりにパターが上手すぎるというか、入りすぎというか・・・」。石川も脱帽するキョンテのバーディラッシュ。1番で4メートル、2番で5メートル。さらに4番から4連続バーディを奪い、前半だけで6アンダー。1バーディにとどまった石川は、5打の大差をつけられて後半へ折り返した。

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「日本の勝利のためには、個人がベストを尽くすことが絶対に必要」という思いで何とか気持ちを繋ぎとめ、10番でバーディを奪取。だが、「12番、13番のチャンスを決めていれば、展開は変わっていたと思う。(キョンテの)バーディチャンスが途切れたときに、つけ込むことができなかった」と、猛追へのきっかけを掴めない。最終的にこの日1アンダー。8アンダーのキョンテに大差をつけられ、敗北を喫した。

実は7組目ですでに日本チームの勝利は確定しており、「18番グリーンで知った」という石川。「日本が勝利したことは、まずは嬉しいです。その後に、(今日の)自分のプレーはこうだったな・・・という感じですね」。やはり、最終日に勝って喜びを分かち合いたかったのが本音だろう。その表情には、悔しさも見え隠れしているように見えた。

来週からは国内ツアーに戻り、ホストプロとして「ANAオープン」を迎える。「また来週から個人戦に戻り、少し寂しい気もしますが、違うルールでプレーできたことはリフレッシュにもなりました。来週も、すごく良い状態で臨めそうです」。喜びと悔しさを胸に抱き、再び国内ツアーに身を投じる。

2010年 現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦



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