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2009年 クラフトナビスコチャンピオンシップ
期間:04/02〜04/05 場所:ペブルビーチGL他(カリフォルニア州、ミッションヒルズCC)

桃子のガッツUSA!!

笑顔の桃子、新コンビで初の予選突破!

「クラフトナビスコ選手権」2日目の最終9番、ピン上8mのバーディパットを沈めた上田桃子は、右拳を握り締めて1回、2回とガッツポーズを繰り返した。テリー・マクナマラ氏とのコンビ2試合目にして、初めての予選通過を確実にする通算4オーバーでのフィニッシュ。テリーにグータッチをしてパターを渡すと、静かにテリーが話し始めた。

「楽しんでいたら、こんなことがあるでしょ。ここの一打も、外した一打も同じ一打なんだから、全部同じ気持ちでやればいい。入ったら楽しいでしょ」。あー、私は楽しめてなかったな…、上田は自身のこれまでの戦いを振り返った。

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あのアニカ・ソレンスタムを支えた名キャディ。その期待に応えたいという気持ちは強かった。「2人で一緒に一生懸命考えて作ったバーディだから、2人で喜びを噛み締めたいっていう気持ちが強すぎた。獲りたいっていう気持ちが強すぎました」という上田は、パットを外すたびにその反動で落ち込んだ。

「調子は悪くない」と励まし続けるテリーの言葉も、上田の心には届かない。テリーが自分の左胸をトントンと叩くのは、気持ちで回れという合図。11 番でバーディを獲り、12番はナイスパーで切り抜けたが、14番パー3ではティショットを池に入れて、ダブルボギーとしてしまう。「やっと流れが作れそうだったのに、自分でドカンと落してしまった」。

後半も4番でショートパットを外して3パットのボギー。それでも、残り3ホールになると、強く吹き始めた風が、上田のモヤモヤも吹き飛ばした。「ここまできたら、開き直るしかない」。前夜に父・功一さんから「大丈夫。目の前の一打に集中すること」と励ましのメールも貰った。その言葉を思い出しながら、7番、8番と気持ちで切り抜け、最終ホールのバーディに繋げた。

上田にとって、テリーは「江連さんがついているみたい」。やりたいこと、挑戦したいことは多いが、すぐに結果が出るコンビではない。「1年後、2年後には必ず成長出来ていると思う」と先を見つめるが、まずはコンビ2戦目で38位タイ、初めての予選突破を決めた。

ホールアウト後は、安堵と達成感に満ちた笑顔を見せた上田。「テリーとのコンビで新たにスタートして、上ばっかり目指していて、ちゃんと自分がその場にいなかった。でも、明日からは大丈夫です!」。一つの壁を突破した上田の瞳が輝いていた。

2009年 クラフトナビスコチャンピオンシップ



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