2009年 SBSオープンatタートルベイ
期間:02/12〜02/14 場所:タートルベイリゾート(ハワイ州)
バックナインで崩れた桃子は、失意の20位タイ
去年の開幕戦は最終日最終組でアニカ・ソレンスタムと優勝争いを繰り広げ、今年も首位のウィらと3打差で、最終組の一組前から米ツアー初優勝を目指した上田桃子。1年間の米ツアーでの経験を踏まえ、今年こそと期待したファンも多かったことだろう。
1番で上から3mを沈めるバーディ発進。通算6アンダーへとスコアを伸ばした。初日にイーグルを奪った3番パー5では、完璧な第2打でグリーン左手前のセミラフまで運ぶ。しかし、このアプローチは大きくショートし、2パットのパーと流れを掴めない。5番ではグリーン左手前からのアプローチを1.5mショートして決めきれずにボギーとした。
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だが、9番パー5で第2打をグリーン奥のラフまで運ぶと、今度は完璧なアプローチで1mにつけバーディとし、前半は一つスコアを伸ばして通算5アンダーで折り返す。「トップは8か9だと思っていたので、後半をアンダーで回れば優勝争い出来ると思った」という上田だが、10番でいきなり出鼻をくじかれてしまう。
ピン下15m程からのバーディパットは、なんとカップを5m近くオーバーして、3パットのボギーとしてしまう。「アゲインストと上りで、しっかり打たないといけないと思ったけど、パンチが入ってしまって…」と振り返ったが、このパットが後半の大きな痛手となった。
12番ではアプローチをミスして、寄らず入らずのボギー。そこから16番まで5連続ボギーと、一気に崩れた。終わってみれば、この日「78」で通算1オーバーの20位タイ。涙こそ見せなかったが、悔しさの滲み出る最終日となってしまった。
「自分の悪いところが凄い見えました。残念だけど、次に繋げていくしかない」と、前を向いた上田。「ショットは成長できたけど、アプローチはまだまだ」と、小技の成長を課題に挙げた。第2戦は欠場し、第3戦の「HSBC女子チャンピオンズ」が次の試合予定となる。神戸、そして沖縄合宿と、この悔しさを胸に練習に打ち込むしかない。