2009年 コーニングクラシック
期間:07/02〜07/05 場所:ハイランドメドーズGC(オハイオ州)
桃子、コーチの指導でパッティング改造も…
3日目からコーチの江連氏も合流し、初日から不調だったショットも復調。41位タイに浮上して迎えた上田桃子の「コーニングクラシック」最終日、さらなる飛躍が期待されたが、今度はパットに苦しめられる展開が続いた。
江連氏から「フォローを小さく、テークバックを大きく、ズバっと打ち抜く」という指導を受けて臨んだが、いつもは振り子のイメージでゆっくりとしたストロークで打っていた上田は「全く今までと違い過ぎて、フィーリングが出ない」と戸惑い気味。3番で1メートルのパーパットを外して3パットのボギーとすると、6番でも2.5メートルが入らずボギー。苦しい序盤となる。
<< 下に続く >>
それでも8番で9メートル、9番で5メートル、折り返し後の10番で1メートルを沈めて3連続バーディを奪取。持ち前のセンスで早くも順応し始めたかに見えたが、17番パー5では3打目がグリーンをオーバー。アプローチを寄せきれずにボギーとすると、最終18番では1メートルのパーパットを外してボギーと、後味の悪い連続ボギーフィニッシュ。最終的に1ストローク落とし、通算5アンダーの54位タイで終えた。
「16、17、18番はバーディを獲っていいフィニッシュをしたいと思ったけど、酷いゴルフをしてしまった」と意気消沈の上田。江連氏のパットの改造指示は先を見据えてのものだが、「まだヒントを掴めていないので、あとは練習するのみ」と練習グリーンに直行した。「ショットは良くなって、気持ちの悪いところはない」と、残る課題はパット。次週のメジャー戦「全米女子オープン」に向け、「自分がコレだと思うことを信じてやるしかない」と、その表情は早くも気迫に満ちていた。