2008年 大王製紙エリエールレディスオープン
期間:11/21〜11/23 場所:エリエールゴルフクラブ松山(愛媛)
桃子、元ヤクルト古田の言葉に「私はまだ…」
「調子はまぁまぁですね。可もなく不可もなくという感じで」と、ディフェンディングチャンピオンの上田桃子はちょっぴり開き直った表情を見せる。今週は、国内女子ツアー第36戦「大王製紙エリエールレディスオープン」に挑むが、ここ数試合の調子は、賞金女王を決めた昨年とは、大きく違っているようだ。
「流れも良くないし、ちょっと疲れもあったりして、勝ちそうな感じじゃない」という上田。そんな中での試合は、来年に向けての準備という意味合いが強くなる。
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まだ確定はしていないが、来シーズンも米ツアーが主戦場となりそうな上田は、「今、取り組んでいることを自分のものに出来るように、試合の中で試しながらやっていければ」と抱負を語る。その内容は、「頭がぶれない様にすることと、インパクトゾーンを長くすること」だそうで、コーチの江連氏には「スイング自体は大分良くなっている」と、成果を認められつつある。
もう一つ、上田が成長を目指しているのが精神面だ。この日は元ヤクルトスワローズの古田敦也氏とプロアマ戦を一緒に回り、「調子が悪いときはどう克服するのか」等、沢山の質問を浴びせた。「自分を責めることはしないと言っていました。許す心、我慢が大事だと言われました」という上田。「私はまだ視界が広く取れていないので、客観的に周りを見ながらゴルフが出来るようにしたいです」と、先輩アスリートの言葉を素直に受け止めた。
「順位に捉われず、チェックポイントをしっかりやって、残り試合を楽しみたいです」という上田。今週は優勝争いというよりも、自分との戦いが大きな命題と言えるだろう。
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