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桃子のガッツUSA!!

桃子、今季の米ツアー挑戦を終え「来年に繋げたい」

「ミズノクラシック」最終日の上田桃子は、インスタートの第2組。太陽はまだ低く、冷たい風が吹きつける7時50分の早いスタート時刻ながら、ティグラウンド周りには多くのギャラリーが集まって、ディフェンディングチャンピオンに拍手を送った。

11番パー3でバンカーから寄せきれずにボギーとした上田は、折り返した4番でもラフからのアプローチをショートしてボギーとしてしまう。しかし、残り3ホールで2バーディを奪ってこの日イーブンパーまでスコアを戻した上田は、通算イーブンパーの35位タイで3日間の戦いを終えた。

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「ずっとバーディパットが決まらず、グリーンも読めなかった。良いパットが決められず、それが今週一番大きかったです」と、勝負どころのパットを外して、波に乗れなかったという上田。最後まで、ショット・パットともに本来の切れは戻らなかったが、「悪い中でも勝てるゴルフ、ボギーを打たないゴルフをするのが大事」と、どんな状況でもスコアを作るレベルアップを自らに課した。

「最終日はやっぱりアウトから回りたかったし、ボードに名前を載せたかった。今週は本当に調子が良くなくて、でもなんとか頑張れるかと思ったけど、グリーンが硬く寒さも厳しく難しかったです」と、大会2連覇の夢は厳しい現実の前に潰えた。

この試合で上田の今季の米ツアー挑戦は最後となる。この1年を振り返った上田は、「まずはシードを獲ることが大事で、次にコースを覚えて、食事やホテルなどの準備をするのが一番の目標だった。それはクリアできたので、来年にしっかり繋げていきたいです」と、土台作りは出来たことを強調。勝負の来年度に向けて、「オフはしっかり練習をしたいと思います」と、静かな闘志を燃やしていた。

とはいえ、日本ツアーの残り3試合には出場予定。アメリカと違い、大勢のギャラリーが応援してくれることが嬉しいという上田は、「ギャラリーに楽しんでもらえるような"魅せるゴルフ"に徹したいと思います」と元気に語った。

2008年 ミズノクラシック



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