コーチの江連氏とともにラウンドした上田。初メジャー奪取へ準備は整った。

前週優勝の勢いを駆って、「日本女子オープン」のビッグタイトル獲得に挑む上田桃子だが、不安は体調面だ。会場入りしてから、肩から首にかけての筋肉と、昨年痛めた右足甲が痛み始めたという。昨日の練習後は、「あまり好きじゃない」という鍼治療も受け、「最近は2～3時間しか眠れなかったけど、昨日は久しぶりに7時間眠れました」と、ようやくの笑顔を見せた。

この日はコーチの江連忠氏とともに、アウトの9ホールをラウンド。ショットは好調を維持しているが、「一発林に入れるとダボになってしまうので、ライン出しをしっかりやっておきたい」と、気を引き締める。だが、パットに関しては「入るときは（構えが）ピタッと来るけど、今日は重心が落ちていないのか、あまりしっくりこなかった」と振り返った。

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初のメジャータイトルに挑む上田は、「技術的・精神的には7割くらい準備できている」と、手ごたえは感じている。「体調面だけ準備出来なかったけど、メジャーへの準備の仕方が分かってきたので、去年よりいい状態で迎えられる」と、充実した表情を浮かべた。

「今年は勝率にこだわりたい」という上田。賞金女王は全く気にしていないというものの、「去年は年間5勝だったので、それを絶対に上回りたい。あと、メジャーにも勝ちたい」と意気込む。今季すでに2勝。残り3勝を達成すれば、賞金女王レースに絡んでくることは間違いない。