2008年 全米女子オープン
期間:06/26〜06/29 場所:インターラチェンCC(ミネソタ州)
強風に悩まされ…、さくら失速
「全米女子オープン」3日目、横峯さくらは通算イーブンパーから上位を目指してスタートした。前日のサスペンデッドの影響は受けずに、10時16分に1番からティオフした横峯だが、2打目をグリーンに載せたところで、雷雲の接近によりすぐに一時中断となってしまう。約45分後に再開すると、上りのファーストパットを2mショートしたが、これを沈めてナイスパーで乗り切った。
続く2番パー5は2オン可能なチャンスホール。しかし、ティショットを右のラフに入れた横峯は、第2打を左サイドのバンカーへ入れ、3打目は花道、4打目のアプローチでピン下5mに運んだが、これを外してボギーとしてしまう。続く3番パー5でも、ティショットを左に曲げてボギーとし、序盤の獲るべきパー5で2つスコアを落としてしまった。
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それでも、316ヤードと距離の短いパー4の7番で、グリーン手前のバンカーから1mに寄せてバーディを奪うと、打ち上げで極端な受けグリーンの9番でも9mのパットを沈め、難易度の高い2ホールでイーブンパーへとスコアを戻した。
だが、この日は一日中風が強く吹き、それが大きく影響する。「ショットを打とうとしたときに風が変わったりして、苦労しました」という横峯は、11番でボギー、14番パー3では2オン3パットのダブルボギー、15番でもボギーを叩き、後半はノーバーディで4つスコアを落としてしまう。結局この日は「77」とスコアを崩し、通算4オーバーの43位タイで3日目を終えた。
前日乱れたドライバーショットは修正できたというものの、風に悩まされた一日に疲れきった表情を浮かべた横峯。最終18番では、刻もうとした2打目が大きく左に抜けてしまい、隣のホールのラフまで行ったが、そこからグリーンに載せてナイスパーセーブで締めくくった。今年のクラフトナビスコ選手権では、最終日に4日間のベストスコアを出して、日本人最上位に入っているだけに、最終日につながるホールとなるか。「明日は最後なので、頑張りたいです」と、前向きに話した。