打ち切れない…。ストレスの溜まるラウンドとなった最終日

エリエールレディス最終日、首位の上田桃子を追いかけて2打差の4位タイ、通算5アンダーからスタートした横峯さくらだったが、この日は3日間で一番強く吹いた風に翻弄されてしまう。

「風の影響をすごい受けて、どっちから吹いているのか分からなかった」と、4番から4連続でグリーンを捉えきれずにボギーとしてしまう。逆転女王へのプレッシャーは無かったというものの、これで逃げる上田を楽にしてしまった。

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後半に入りバーディチャンスも増えたが、「打ち切れないことが多かった」と、2つのバーディを取り返すに留まって、結局この日は2バーディ4ボギーの「74」とスコアを落とし、通算3アンダーの6位タイで大会を終えた。

上田との獲得賞金の差は約4,600万円に広がり、今季の逆転女王の目は潰えた。「桃ちゃんは、優勝する前から何度も一緒に回っていて、経験を積めば伸びるとは思っていたけど、こんなに早く賞金女王になれるのは凄いですね」という横峯。上田の強さについて聞かれると、「表には出さないけど、気持ちですね」と、コメントした。

最後に、「周りは賞金女王って言うけど、本当は昨年を上回る年間4勝と、ランキング2位というのが自分の目標でした」と打ち明けた横峯。ディフェンディングチャンピオンとして臨む最終戦の連覇に、去年と同じく自身の目標達成が掛かることになった。