女子オープンのタイトル獲得は、今シーズンの賞金女王争いの行方を大きく左右する

国内でここ最近出場した7試合の成績は、優勝1回、2位4回、3位1回、4位1回。抜群の安定感を誇る横峯さくらだが、裏を返せば優勝にあと一歩まで迫りながら、勝ちきれないもどかしさも抱えている。

その一方で、賞金ランキングはじわじわと上昇して、今大会を前にトップの上田桃子とは約1,400万円差の3位につけている。今大会の優勝賞金は2,800万円と高額で、優勝すればランキングでトップに立つ可能性も高い。

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メジャー大会、そして逆転賞金女王へと周囲は盛り上がるが、本人はいたって冷静だ。「今週はメジャー大会ですが、最近は詰めが甘く納得行く試合が出来ていないので、まずは納得行く試合が出来たらいいと思います」。

距離が長く、狭いフェアウェイ、それに粘るラフとタフな条件がそろったコース。前日のプロアマで9ホール、そしてこの日の練習ラウンドで18ホールを回った感想は、「アウトはめちゃくちゃ狭いけど、難しいホールは限られています。2番、3番、それに距離の長いパー3。インは距離はあるけれど、そんなに狭くはないので、しっかりフェアウェイに置いてバーディチャンスを作って行きたいです」。目標スコアは、毎日パープレイということだ。

「まずは状況判断をしっかりしていきたいです。ボギーは打っても仕方ないけど、ダボは打たないようにしたいですね」。あくまで目の前の一打に集中するという徹底した意識で、この難コースに挑んでいく。