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風に翻弄され順位を下げるも、「あと2日あります!」

「2007ANZレディースマスターズ」大会2日目。ゴールドコースト・ロイヤルパインズリゾートは今日も晴れて気温は30度を超え、強い日差しが降り注ぐ。横峯さくらは昨日と同じK.ウェブと昨季欧州ツアー賞金ランク3位のG.ノセラとの組み合わせで、12時10分に1番からティオフした。

この日の横峯は午後スタートの宿命か、強い風に悩まされる展開となった。まずスコアが動いたのは2番パー4、右ラフからのセカンドショットが左ガードバンカーにつかまり、5mのパーパットを沈められずボギーとしてしまう。しかし続く3番パー5では、昨日に続いてセカンドショットをグリーン手前まで運び、4mに寄せてすぐに取り返す。だが終わってみれば、これがこの日唯一のバーディだった。

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6番では、やはり右ラフからのセカンドショットがグリーンオーバーし、3mが決まらずまたもやボギーとする。その後もほとんどチャンスにつけることができず、我慢のゴルフが続いた。10番では2mのバーディチャンスにつけたものの決めきれず、逆に12番パー5では左ラフからのアプローチが突風に戻されるアンラッキーもあって、グリーンは捉えたものの15mほど距離を残し、3パットのボギーを叩いた。

15番パー5では右ラフからエッジまで残り250ヤードというセカンドで「ボールが浮いていたのでドライバーの方が打ちやすい」と、伝家の宝刀・直ドラ(今回はドライバー1本のため直ドラ用のドライバーではなかった)も飛び出したが、左からフェードで狙ったボールは、完璧な手応えに反して左ガードバンカーにつかまる不運。このホールはパーとしたが、続く16番パー3でこの日4つ目のボギーを叩いてしまった。同組のウェブが4つスコアを伸ばしたのとは対照的に、1バーディ4ボギーの75で、4位タイから34位タイへ、順位を大きく下げる結果となった。しかし、ホールアウト後は「あと2日ありますし」と表情を引き締めていた。

<ホールアウト後インタビュー>
「2番でボギーを叩いてから流れが悪くなりましたね。昨日と違って風も強くて、チャンスにつけられたのも3~4回しかなかったし、そのうち1回しかものにできなかった。昨日はラッキーな日で、今日はそんな日で…まあ4日間大会なのであと2日ありますし、明日切り替えてどれだけ伸ばせるかだと思っています」

「今日はロングパットが多かったですね。4回位2~3m残ってしまって、やっと入れてもパーという展開。打ち切れていなくてもったいなかったです」

「ウェブのプレーはやはり勉強になりました。アプローチ、パット、全てのプレーが勉強になったけど、中でもアゲンストの時のショットは印象的でしたね。押さえて打っているんだけど、自然なスイングの中で打っている。自分はアゲンストだと押さえて打っても力が入ってブレてしまうところがあるので、ああいうショットができれば楽だなぁとは思いました」

(父・良郎さんとは)「今日は意見が食い違うことが多かったです」

「明日は今日みたいに風が吹くだろうし、我慢のゴルフをしつつ狙えるところではしっかりバーディを取りに行きたい。風の読み、グリーンの読み、状況判断をいかにしっかりできるかだと思います」

(海外試合の)「レベルの高さは感じます。日本であればこの風で2けたアンダー(の選手が出ること)はありえないだろうし、ノセラなんかもアゲンスト、フォロー、どちらでも同じ打ち方ができる。ああいうプレーをしなきゃ、と感じましたね」

<横峯良郎インタビュー>
「今日は我慢のゴルフじゃなく、単純に悪かったよね。まあこんなもん。4日間ともいい訳なんかないし、今日は悪かったけど明日、明後日はいい日になるよ。昨日は午前中で風もなかったし、雨もずっと降っていないから乾いてきている。17番なんかは(今日のティショットが)300ヤードよ!昨日は240ヤードだったし、風や条件でこんなにも変わってしまう。その変化に対応しなければ…。紙一重だから、昨日は入って今日は入らなかっただけ。状態は悪くないし、明日、明後日はきっといいでしょう。優勝は難しいかもしれないけど、10アンダー位では終わりたいよね」

2007年 ANZレディースマスターズ



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