2006年 We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフトーナメント
期間:06/08〜06/11 場所:六甲国際GC(兵庫)
「優勝争いに加われるように……」と決意を新たにアマの後輩へ勝負を挑む!
兵庫県の六甲国際GCで行なわれている、国内女子ツアー第13戦「We Love KOBEサントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の2日目。横峯さくらは、出入りの激しいゴルフとなりスコアを伸ばせず、通算イーブンパーの12位タイでホールアウトした。
アウトコーススタートの横峯は、序盤の3番でボギーを叩いたものの、すぐさま4番でバーディを奪い、嫌な流れを断ち切ったかに見えた。ところが6番パー3に落とし穴が待っていた。ティショットをグリーン手前のバンカーに入れると、続くショットでグリーンをオーバー。奥からのアプローチはオンしたが、カップまでの距離を残してしまう。結局ここで3パットしてしまい、痛恨のトリプルボギー。一気にスコアを落とす結果に……。
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しかし、横峯はズルズルとは後退しない。次の7番パー4では、10メートル近いロングパットを沈めてバーディ。これで波に乗ると、9番、10番、14番でもバーディを奪取した。惜しくも17番パー3でボギーを叩いて、スコアを伸ばすには至らなかったが、初日からのイーブンパーを守った。
「今日は6番でのトリプルボギーが痛かったです。でも、7番で長いパットを決めてバーディが取れたことで、スコアを崩さずに済みました。あれが無かったら、後半のバーディも難しかったと思います。トップは5アンダーですが、明日からは優勝争いに加われるように頑張りたいです。アマチュアの選手が首位ですね。自分も昔そうだったように彼女たちにとっては凄く勉強になるはずです。エールを送るというか、頑張って欲しいと思いますね」
以前の横峯なら、6番のトリプルボギーで大きく崩れていたかも知れない。しかし、今は違う。アマチュアの後輩たちが彼女を目標に、そしてライバルとして存分に力を発揮している中、横峯自身もメンタル&技術面で成長を遂げている。3日目以降、後輩達に大きくなった姿を見せるチャンスは、まだ十分残されている。
こう謙虚に語る横峯だが、各選手のスコアが伸び悩んでいる中、首位と3打差は十分優勝が狙えるポジション。明日以降、どんなプレーを見せてくれるのか期待は膨らむ。