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さくら、15番の3パットで力尽きる

アン・ソンジュの今週の女王確定を阻止し、最終戦に望みを繋ぐためには、6打差を逆転して優勝することが最低条件。窮地に立たされた中、横峯さくらは「自信を持ってショットを打てていた」と好調なプレーを続け、大逆転優勝への可能性を広げていった。

3番、5番とバーディを奪うと、7番では12メートルのロングパットを捻じ込みバーディ。さらに9番、11番とバーディを重ね、一時は9アンダーで首位に1打差まで詰め寄った。15番でも、ピン右2メートルにつけるバーディチャンス。だが、このパットが思いも寄らぬ展開へと導く。下りのフックラインは読み以上に大きく曲がり、カップを1メートルオーバー。返しのパットも「ちょっと引っ掛けてしまった」と外し、3パットのボギー。チャンスから一転、流れを途切らす結果となる。

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17番パー5でも2オンに成功するが、3パットのパー。最終18番もボギーとし、終わってみれば5バーディ、2ボギー。通算7アンダーの7位タイに終わり、僅かに残されていた逆転賞金女王への望みが絶たれてしまった。

それでも、「最後まで久しぶりに楽しくプレーができたし、良かったと思います」と、ホールアウト後の横峯に悔いの表情は見られなかった。窮地の中で、全力を出し切った実感があったのだろう。「来年は、しっかりと(賞金女王を)狙っていきたいですね」と、早くも来シーズンでの女王奪還を誓っていた。

2010年 大王製紙エリエールレディスオープン



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