好調なラウンドに、横峯さくらの表情も久しぶりに緩い

「ヨネックスレディス」2日目、通算1アンダーからスタートした横峯さくらは、久しぶりのバーディラッシュでリーダーズボードを駆け上がった。

1番（パー5）で1m、続く2番は3m。さらに5番で5m、7番（パー3）では7m。「（パットの）フィーリングはいいと思う」と、今週から投入している新パターも手に馴染（なじ）み、面白いように球がカップに沈んでいく。ところが9番でアプローチを1mに寄せるも、そこからまさかの3パット。「ラインの読み違いとミスですね。下りだったけどしっかり打っちゃって、返しも1mくらいありました」と、グリーンを取り巻いたギャラリーも思わず呆気（あっけ）にとられるダブルボギーでハーフターンを余儀なくされる。

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数組の待ち時間。「今日が明日じゃなくてよかったな」と、この時間が気持ちの切り替えに有効だった。再び落ち着きを取り戻した後半も1つスコアを伸ばした横峯は、通算4アンダーでフィニッシュ。首位とは4打差ながら、6位タイで最終日を迎えることとなった。

「優勝争い自体、今年初くらいで久しぶりの感触なので、そういう部分も楽しみたいと思います。優勝にこだわりたいといいたいけど…、運とかそういうのもあると思うので、そういうものを引き寄せることができたらいいなと思います」。意気込みつつも、空回りしないように。横峯は独特の表現で抱負を語った。（新潟県長岡市／今岡涼太）