2位に11打差の独走で最終日を迎えるアレクサンダー・ノレン（Ian Walton/Getty Images）

スウェーデンのBro Hof Slott GCで行われている欧州ツアー第32戦「ノルデアマスターズ」3日目。2位に3打差をつけて単独首位からスタートしたアレクサンダー・ノレン（スウェーデン）が、この日最少スコアの「63」とコースレコードを塗り替え、その差を11打に広げながら独走で最終日を迎える。

29歳のノレンは、地元ストックホルムでコースレコードを2打縮め、2002年の「ジョニーウォーカークラシック」で13打差という記録を持つレティーフ・グーセン（南アフリカ）に続き、欧州ツアー2番目の大差となる記録を打ち出した。「信じられない、何と言っていいか分からないけど只々嬉しい」とノレンも自身の記録に言葉を失うほど驚いた。

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前半5番、6番で連続バーディ発進、9番パー5ではイーグルを奪って着実にスコアを重ねた。このイーグルで勢いは加速、後半もノーボギーで5つのバーディを奪い、トータル9アンダーの完璧なゴルフを披露した。「どのショットも、自分の思った通りの場所に運ぶことが出来た。予選通過だけを考えてプレーしていたが、20アンダーなんて想像以上だ！」と今季2勝目に王手をかけた。

通算9アンダーの単独2位には、バッバ・ワトソン（アメリカ）。この日、3連続バーディを決めたワトソンは前半5つのバーディで好スタートを切るも、後半は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと失速。トータル3アンダーで1つ順位を上げている。通算8アンダーの3位タイにはクリスチャン・ニルソン（スウェーデン）、ジャコ・バン・ジル（南アフリカ）の2選手が続いている。