2012年 オメガドバイデザートクラシック
期間:02/09〜02/12 場所:エミレーツGC(UAE)
L.ウェストウッドが単独首位に浮上!R.マキロイは2打差を追う
◇欧州男子◇オメガドバイデザートクラシック3日目◇エミレーツGC(UAE)◇7301ヤード(パー72)
タレント勢が結集した中東シリーズ最終戦。初日20位タイと上位に遅れを取っていたリー・ウェストウッド(イングランド)がムービングデーに単独トップに躍り出た。
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2日目に「65」をマークし通算10アンダーの7位タイから第3ラウンドをスタートしたウェストウッドは、出だしの4ホールで3バーディを稼ぐ順調な滑り出し。その後2つのボギーをたたくものの、勢いを持続させ、結局トータル7バーディ、2ボギーの「67」をマーク。2位タイで並んだステファン・ガラチャー(スコットランド)、マルセル・シーム(ドイツ)、ラファエル・カブレラベロー(スペイン)に1打差をつけた。
ラウンド後は「すごくいいスタートが切れたからね。グリーン上でボールの転がりもよかったし、質の高いアイアンショットも打てた。風もあったし、ピンポジションもタイトだったけれどうまく対処できた」と納得顔。それでも「リードしているときのプレーの仕方は分かっている。チャンスがある時、僕は良いプレーをしてきた。(世界で通算)37回勝ってきたんだ」と自信を浮かべながらも、すぐに最終日へ視線を向けた。
そして2日目を終えて首位タイに立っていたロリー・マキロイ(北アイルランド)は4バーディ、4ボギーの「72」とスコア伸ばせず、マーティン・カイマー(ドイツ)らと並び通算13アンダーの5位タイ。「コンディションがタフになった。しばらく風の中でのプレーはしていなかったしね」とマキロイ。「最初の2日間よりも難しくなった。レンジ(打撃練習場)で調整する。明日はアイアンショットがうまくいけば」と、最終ラウンドは2打差を追いかけてティオフする。
ウェストウッドから3打差の通算12アンダー9位タイにはトーマス・ビヨーン(デンマーク)、ベン・カーティス(米国)、ジョージ・コートジー(南アフリカ)の3人。韓国のノ・スンヨルは通算8アンダーの19位タイ。昨年王者のアルバロ・キロス(スペイン)は、マッテオ・マナッセロ(イタリア)らと同じく通算5アンダーの35位と大会連覇は厳しい状況に追い込まれた。