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2002年 WGC EMCワールドカップ
期間:12/12〜12/15 場所:ビスタバラータ・ニクラスコース(メキシコ)

カナダが13アンダーで単独首位! 日本、米国は出遅れた

WGC(世界ゴルフ選手権)の今シーズン最終戦「EMCワールドカップ」が、メキシコのビスタバラータGCニクラスコースで開幕した。昨年は日本の太平洋クラブ御殿場コースで開催されたこともあり、日本中がこのワールドカップに沸いた。しかし、ところ変われば・・・で、今年はメキシコでの開催ということもあり、日本国内ではあまり関心が少ないようだ。

その理由の1つは、アメリカチームの代表としてタイガー・ウッズが出場を辞退したこと。常に優勝候補に挙げられるアメリカは、世界のナンバー2のフィル・ミケルソンデビッド・トムズが出場。初日は2人のリズムがかみ合わず7アンダー16位と出遅れた。

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本来ならばトムズが安全策でスコアを作り、ミケルソンが勝負に行くという連携が予想されるが、この日はお互いにショットが安定しなかった。17番ではトムズがフェアウェイをキープすると、ミケルソンが370ヤードのティショットを放った。さらにトムズがピン横2メートルにつけたが、ミケルソンはアプローチでピン奥に突っ込んでしまう。ミケルソンがバーディパットを外すと、トムズもつられて外すという具合だ。

初日最もスコアを伸ばしたのは、この大会発祥国でもあるカナダだった。今シーズン優勝はないが安定した成績を残すマイク・ウィアと、今年米国ツアー初優勝を果たしたイアン・レガットのコンビが、絶妙のチームワークを見せた。

初日の競技方法は4ボール。全員が自分のボールでホールアウトまでストローク競技を行う。ホールごとに良い方のスコアがチームのスコアになる。前半5アンダーをマークしたカナダは、10番でイーグルを奪うとその後もバーディを積み重ね、後半だけで8アンダーの28。2位オーストラリアに1打差の13アンダーで単独首位となった。

そしてチームジャパンこと伊沢利光、丸山茂樹は、11番までに7アンダーと順調にスコアを伸ばした。しかし、12番パー5で痛恨のボギーを叩いてしまう。互いにボギーを叩く、フォーボールでは避けたい事態を招いてしまった。しかし、後半の難しいホールが続く中、スコアを2つ伸ばし8アンダー13位で初日を終えた。

明日2日目は、フォーサムが行われる。2人が1つのボールを交互に打っていく競技方法だ。ティショットは必ず交互に打つため、事前の作戦も重要になってくる。本当の意味でスコアが動くのが、このフォーサムだ。昨年もコンビを組んだ日本チームの躍進に期待がかかる。

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