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P.ミケルソン全米OP初勝利を誕生日に飾るか!?松山は39位タイ

◇米国男子◇全米オープン 3日目◇メリオンGC(ペンシルベニア州)◇6,996ヤード(パー70)

連日の日没サスペンデッドで、7時15分に再開した予選第2ラウンドが終了し、通算8オーバーまでの73名が決勝ラウンドに進出。迎えた第3ラウンドは平均ストロークが5オーバーの75を越える過酷な戦いとなった。

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ところが上位はスコアを伸ばした選手たちが大混戦を続けている。通算1アンダーの単独首位で最終日を迎えるのは、「全米オープン」で過去2位が5回となるフィル・ミケルソン。終盤の17番でバーディを奪い一歩抜け出したミケルソンは、最終18番でボギーを叩くが唯一のアンダーパープレーヤーとなった。最終日の16日に誕生日を迎える43歳のベテランが栄冠を掴むか。

首位と1打差の通算イーブンパー、2位タイにはハンター・メイハン、チャール・シュワルツェル(南アフリカ)、スティーブ・ストリッカーといったビッグネームが名を連ねる。そして、通算イーブンパーの5位タイにはルーク・ドナルド(イングランド)、ジャスティン・ローズ(イングランド)、ビリー・ホーシェルの3人。

初日からキレの良いショットで好位置につけているドナルドは、悲願のメジャータイトルを目指し第3ラウンドを最終組でプレー。最終18番まで1アンダーとミケルソンと首位争いを繰り広げていたが、最後に深いラフで苦戦しダブルボギーを叩いてしまった。

日本勢4人のうち唯一決勝ラウンドに残った松山英樹は、この日1バーディ、5ボギーとスコアを4つ落として通算10アンダーの39位。周囲もスコアを落としたために、順位は2つしか後退しなかった。

藤田寛之はこの日の朝に第2ラウンドの残り5ホールをラウンドし、18番をパーで切り抜ければ予選通過だったが、ダブルボギーを叩き無念の予選落ち。この日2ホールをプレーした上田諭尉塚田好宣も予選落ちに終わっている。

P.ミケルソン 悲願の全米オープン制覇へ逃げ切りなるか>

さあ、カウントダウンだ。ミケルソンが過去に5度(1999、2002、04、06、09年大会)、2位フィニッシュで涙をのんだ全米オープン。最終日の悲願成就を前に、単独トップの座に腰を下ろした。

ホーシェルと並び首位タイで出た最終組でのプレー。しかし前半は3番、5番とボギーを叩き、混戦の渦に巻き込まれた。しかし短いパー4が続く10番から2連続バーディを奪うと、後半は安定したプレーを展開。そしてメリオンGC最大のギャラリースタンドが設置された17番(パー3)で3つ目のバーディ。最終18番は第2打をグリーン奥にこぼしてボギーフィニッシュとなったが「序盤は2オーバーだったが、攻めすぎずに我慢を続けなければいけなかったし、多くのパーを何とか拾ってきた」と、うなずいた。

最終日は混戦模様。年上のストリッカーのほか、中堅、若手と各年代の選手が目白押しだ。「難しい挑戦だ。でも最高に楽しい。良いショットが打てているし、グリーンも掴めている。明日はアンダーパーで回りたい」と世界一決定戦を戦闘で引っ張っていく。

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