初日爆発!宮本勝昌の譲れないところ
2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/20〜10/23 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
宮本首位キープ!遼は浮上、勇太は無念
◇国内男子ツアー第20戦◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント2日目◇袖ヶ浦CC(千葉)◇7,119ヤード(パー71)◇曇り◇ギャラリー数:3519人
初日に8アンダーをマークして単独首位に立った宮本勝昌が、5バーディ、5ボギーとスコアは伸ばせなかったが、単独首位をキープ。1打差の通算7アンダー単独2位に諸藤将次が浮上してきた。
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さらに1打差の通算6アンダー3位タイには、原口鉄也、谷口徹、久保谷健一、小田龍一の4人が並んでいる。5バーディを奪った原口は27位タイから急浮上してきた。そして、初日2アンダー10位タイにつけていた石川遼も、この日3ストローク伸ばして通算5アンダー7位タイに浮上。首位と3打差で決勝ラウンドに進出する。
この大会で自身初の3連覇を狙った池田勇太は、スコアを伸ばせず通算3オーバーでホールアウト。初日の出遅れが響き、68位タイで予選落ちとなった。
<宮本勝昌は苦しみながらも単独首位をキープ>
初日「63」を叩き出してトップスタートを決めた宮本は、この2日目も出だしの1番で5メートルを沈めてバーディ発進。しかしその後はボギーとバーディを繰り返す展開で結局「71」のパープレーに終わった。それでも“貯金”が生きた格好で単独トップの座は確保。「予想通りですよ。俄然、みんなのやる気が出ちゃうかな」と苦笑いにも余裕がにじむ。大の競馬好きとしても知られる選手会長は「第3コーナーをうまく回って、いい形で直線に入りたい。ムチはまだ入れないよ」と独特の表現で決勝ラウンドを見据えた。
<単独2位は2勝目のかかる諸藤将次>
4アンダーの2位タイから出た諸藤は5メートルを沈めた4番をはじめ、前半のうちに3バーディを奪取。後半はスコアを伸ばせなかったが「苦しかったけれど、耐えられたと思う」と「68」のラウンドを振り返った。初勝利を挙げた9月の「フジサンケイクラシック」は悪天候により36ホールの短縮競技。72ホール決戦での勝利への欲はもちろんある。「この位置でプレーできるのは楽しみです。最終日に良い位置にいられるようにしたい」と勝負所を3日目に見定めた。
<石川遼が静かに浮上。7位タイで決勝ラウンドへ>
2アンダーの10位タイから2日目を戦った石川が、スコアを3つ伸ばして優勝争いに加わってきた。6バーディを奪ったが、中でも3つのボギーホールの直後に、いずれもバーディとする粘り強さを発揮。最終18番ではグリーン手前の花道からチップインバーディ。大歓声にパターを天に掲げて応えた。それでも今季初勝利の期待も高まったラウンド直後は「大混戦ですから明日が非常に大事。まだ36ホールあるので地道にやっていくしかない」と、あくまで冷静だった。