谷口徹の戦績&プロフィール
2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/20〜10/23 場所:袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉)
谷口徹が今季初勝利!遼は23位タイフィニッシュ
◇国内男子ツアー第20戦◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント最終日◇袖ヶ浦CC(千葉)◇7,119ヤード(パー71)◇曇り◇ギャラリー数:11,158人
首位タイからスタートした谷口徹が、最終日に6ストローク伸ばす猛チャージを見せ、後続に5打差をつける圧勝で、2010年の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」以来となる、今季初勝利を手にしている。
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通算10アンダーの2位タイには、片山晋呉、小田孔明、松村道央、河井博大の4選手、さらに通算9アンダーの6位タイには、今大会の招待選手ブラント・スネデカーとH.T.キム(韓国)が並んだ。3日目まで首位をキープしていた宮本勝昌は2つのボギーで失速、10位タイでホールアウトした。
石川遼は6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと1ストローク伸ばすにとどまり、通算4アンダーの23位タイでフィニッシュしている。
<5打差圧勝!谷口徹が通算17勝目>
宮本勝昌と並んで9アンダーのトップタイから出た谷口は前半4番で最初のバーディを奪い、前半のうちに2つスコアを伸ばしてトーナメントを引っ張ったが、グリーン上で苦しむ場面が続いていた。それでも一時は小田孔に並ばれ、片山らに猛追を受けながらも「11、12番のバーディでいけると思った」と終盤は独走。最終18番でもピン奥から2メートルのバーディパットを沈め、この日何度も繰り返したガッツポーズで締めくくった。
決勝ラウンド2日間は圧巻のノーボギー。「やっと自分らしいゴルフができた」と、昨年の「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」以来となる通算17勝目の味を噛みしめる。今季の賞金ランクも9位に浮上。「若い選手の壁になれるよう頑張りたい。あと5試合、ちょっと(現在賞金王の)ベ・サンムンまで届かせるのは厳しいかもしれないが、彼を目標に頑張っていきたい」と力強く語った。なお、今大会の優勝で来年の世界ゴルフ選手権シリーズ「WGCブリヂストンインビテーショナル」の出場権も手にしている。
<失速の宮本勝昌「苦しい一日でした」>
3日目まで首位に立ち、こちらも今季初優勝を狙った宮本。しかし出だしから13番までパーと、バーディ合戦が展開された最終日の争いに加わることができなかった。同じ最終組の谷口に前半からリードを奪われ、結局ノーバーディ、2ボギーの「73」で通算7アンダー10位タイに終わった。本調子には程遠い状態の中、初日8アンダーの貯金を活かしたかったが「基本的には下手くそだから。下手の中でも、どうやっていくかが問題。本当はあと2つ、3つくらいバーディを取ってプレーオフに持ち込みたかった」とガックリ。大好きな競馬にたとえ「『宮本、馬群に埋もれた』ってところかな」と話したが、残り試合での挽回に期待がかかる。