【’11年12月第1週】藤田寛之の優勝パター
2003年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:12/04〜12/07 場所:東京よみうりカントリークラブ(東京)
平塚が逃げきり悲願の初優勝!賞金王は伊沢に決定
東京よみうりカントリークラブで開催されている、国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」最終日。今シーズン勝てそうで勝てなかった平塚哲二が逃げきり、念願のツアー初優勝を飾った。
追い上げを図りたい2位の伊沢利光は、ボギーの後にバーディとなかなかスコアを伸ばせない展開。結局3ストロークしか伸ばせず、通算13アンダーの2位でホールアウト。逆転優勝とはいかなかった。
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8アンダーの4位からスタートした藤田寛之が、前半だけで4つスコアを伸ばし、優勝争いに絡んできた。しかし後半は、バーディパットが決まらず通算12アンダーの3位でフィニッシュした。
2位以下に3打差をつけてスタートした平塚哲二は、確実にバーディを積み重ね、伸び悩む上位陣を突き放していった。上がり3ホールから、ショットのミスが出始めたが、16番パー4での3打目、バンカーからナイスリカバリーを見せてパーセーブ。3バーディノーボギーと安定したゴルフを展開し、通算16アンダーで優勝した。
平塚は、今週の米ツアー最終予選会に挑戦するつもりだった。しかし「日本でひとつも勝てていないのでは、海外に出てもお話しになりませんから」と日本シリーズに参戦。悔しさをバネに最終戦「日本シリーズ」で初優勝という快挙を成し遂げた。
賞金レースは、伊沢が2年ぶり2回目の賞金王に輝いた。また、優勝した平塚は2位に浮上し、来年の全英オープン出場権を獲得。一方、賞金王を争っていた片山晋呉は、今大会20位に終わり、賞金ランキングも4位となってしまった。
今年、国内男子ツアーの初優勝者は9人目。ニューフェースたちが大会を盛り上げてくれた年だった。来年からの活躍にも期待したい。