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前半伸ばしたジャンボが、後半は失速。逃げ切れるか!?

国内男子ツアー「全日空オープンゴルフトーナメント」の3日目。最終組でラウンドするジャンボ尾崎と伊沢利光の周りには、多くのギャラリーが集まった。そのギャラリーの期待に応えるように、ジャンボがスコアを伸ばした。

2番で1つ目のバーディを奪うと、5番パー5でも確実に伸ばした。そして7番からは3連続バーディで16アンダーまで伸ばし、後続を大きく引き離した。

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このまま突っ走ってしまうのが、全盛期のジャンボだった。しかし、今はそこまでの強さが感じられない。後半はチャンスもあったが、バーディを奪えず、14番ではバンカー周りでミスが続きダブルボギーを叩いてしまった。

「14番から急に重くなっちゃったな。ピンまで残り120ヤードでさ。PWで普通に打てばいいと思ったのに・・・。あれがなー、痛いな。あれから入らなくなったよな」

結局後半は2オーバーでのラウンドとなり、通算14アンダーでホールアウト。辛うじて単独首位をキープしている。そのジャンボに1打差まで迫ってきたのが藤田寛之だった。

7アンダー5位からスタートした藤田は、前後半3つずつバーディを奪った。特にピン位置がタイトになってくる後半のホールでスコアを伸ばし、ジャンボをピッタリとマークした。

「ショットが良かった。先週は段々悪くなっていったんだけど、今週は段々良くなってきている。フェアウェイキープが出来ている。だからピン位置はタイトだったけど、スコアになっている感じ。ここはショットをミスると、かなり難しいアプローチになる」

さらに2打差の11アンダー3位には、谷口徹尾崎健夫が並んでいる。そして、10アンダーには7人が並んだ。その顔ぶれは多彩で、シニアの山本善隆から大学4年生の宮里優作。さらに、ジャンボと最終組でラウンドした伊沢利光もこのグループに吸収された。

ジャンボが逃げ切れるか、この11アンダーくらいまでの選手が抜け出してくるのか、明日最終日が楽しみだ。

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2002年 全日空オープンゴルフトーナメント



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