藤田寛之、谷口徹 賞金王争いを演じる両者は苦しい予選ラウンド
2002年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/14〜11/17 場所:太平洋C御殿場コース(静岡)
インターナショナルツアー第1戦
国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が、11月14日(木)から11月17日(日)までの4日間、静岡県御殿場市にある太平洋クラブ御殿場コースで開催される。
1972年に初開催されたトーナメントで、1983年の開催中止をはさんで、今年で30回目を迎える。この後3週に渡り、世界のツアーから一流が集結するトーナメントが続くということで、インターナショナルツアー3連戦と言われており、この試合はその先鋒を務めることになる。
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過去の優勝者には、尾崎将司、中嶋常幸、伊沢利光、セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバル、リー・ウェストウッドらがいる。過去29回中、実に17回が海外勢の優勝という、インターナショナルツアーと呼ぶに相応しい試合といえよう。
昨年は伊沢利光が、師匠ジャンボ尾崎との師弟対決を制し、同大会連覇を決めた。
伊沢利光(昨年優勝時コメント)
「ジャンボさんも、自分も朝からこの勝負に入れ込んでいた。今シーズン(2001年)はまだ1勝しか挙げてなかったので、ジャンボさん相手でも勝利を譲るつもりはなかった」
今年の海外招待選手は、米ツアーで初優勝を果したチャールズ・ハウエルIIIをはじめ、欧州ツアーで活躍するジャスティン・ローズや、豪州オープン2連覇のアーロン・バデリーなど、次代を担う若手が中心に参戦する。
日本ツアーも残すところ4試合となり、賞金王レースもさらにヒートアップ。現在賞金ランク1位の谷口徹と2位の佐藤信人は、2年前に片山晋呉に大逆転で賞金王の座をさらわれた。その雪辱を果すのはどちらになるのか。高額賞金のかかる残り4試合で雌雄を決することになる。