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伏兵ミノザ、66マークでV

九分九厘、勝利をものにしそうな雰囲気だった林根基は終盤ボロボロと崩れた。林根基とともにトーナメントをリードしていた渡辺 司も最後の詰めが及ばず、7アンダーへ後退。林根基のボールは木にひっかかるし、渡辺 司のOBボールはフェアウェイに跳ね返る。実にさまざまなドラマが起きたが結局は優勝候補の二人の後退。一足先に8アンダーでホールアウトしていたフィリピンのフランキー・ミノザの手に優勝が転がりこんだ。

最終18番のボギーでプレーオフを逸した渡辺司。「残念。人がコケるのを待とうと思ったら、結局自分がコケちゃった。12番(パー5)のボギーが悔しくて悔しくて・・」

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渡辺は自身を評して「ホフク前進の男」という。特に破壊力があるわけでもないし、絶妙にパットが上手という評判もない。一歩一歩、機をとらえて確実に上昇するしかないタイプだ。「途中はバーディがきてホフクじゃなくなってしまった。けど結局最後はホフク。林さんに負けるのは悔しくないけど、ミノザには負けたくないと思ってたのに・・・。15番でボードを見てから、意識がミノザに行ってしまった。疲れました。しばらく休養でもしようかな」

90パーセントは勝てると言っていた林根基。しかし13番では「ボールが木に当たってしまった。ショットは狙い通りだった。ウンがなかった。ここからおかしくなってしまった」 悔いがのこる。

実力とはいえタナボタの形で勝利を拾ったミノザ。「7打差は勝てると思っていなかった。最終組を待っている間はプレーオフする覚悟だった。18番で林さんのバーディは無理だけど、渡辺サンのパーはあると思っていたから。今日優勝できて、川奈が好きになったよ」

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2001年 フジサンケイクラシック



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