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クラブが折れても大丈夫! デュバルがスコアを伸ばし首位キープ

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の3日目は、予選ラウンド2日間に比べ風が強くなったが、20度を超える温暖な気候に包まれた。そして、初日から首位をキープするD.デュバルがスコアを伸ばした。

2番ホールで3オンもできずピンチかと思われたが、カラーからチップインでパーセーブをしたデュバルは、続く3、4番で連続バーディを奪った。その後もスコアを伸ばし、14アンダーで迎えた14番ホールでティショットを左の林に打ち込んでしまった。そして松林の根っこが密生するところからのセカンドショットは”バキッ”という鈍い音。ボールは僅か数メートル前に出ただけ、よく見るとデュバルの持つ7番アイアンのシャフトが折れ曲がっていた。

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「ラウンドの途中で、ルール上直すこともできたが、もう14番ホールだったのであえて直さなかった」と言うデュバルは、このホールをダブルボギーにしてしまった。しかし、その後はパーせーブを繰り返し、最終18番パー5で2オン2パットのバーディフィニッシュ。通算13アンダーで2位に3打のリードを奪い最終日を迎えることになった。
「トップの座は満足しているが、プレーは満足していない。だけど、ゴルフは結果、スコアが全て。そういう意味では納得している。今日はスイングが悪かった。ボールの位置が前すぎた。肩が開いていて、アウトサイドにテークバックして引っ掛けてた」

デュバルを3打差で追うのは6アンダー5位からスタートしたJ.ケリー。6つのバーディを奪ったケリーだが、バーディの後にボギーを2つ叩く勢いに乗り切れない状態だった。「このコースは20年プレーしてもグリーンを完璧に読みきるのは難しいかも。全体的には良かった。風はきついが、自分にたくさんチャンスを与えてくれた。明日はデュバルと同じ組なので、目の片隅に彼の姿を入れながらプレーしようと思う」

そして3位にはこの日2ストローク伸ばした手嶋多一と、ケリーと同じく4ストローク伸ばした桑原克典が9アンダーで並んでいる。さらに1打差の単独5位にはD.ウィルソン、先週優勝のウィルソン、惜しくも敗れた手嶋が好調をキープしている。

また、6アンダー6位には終盤までノーボギーで踏ん張っていた片山晋呉がスコアを1つ伸ばし、尾崎直道中嶋常幸のベテラン2人もスコアを伸ばし浮上してきた。

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2001年 ダンロップフェニックストーナメント



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