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デュバルがプレーオフを制し、日本ツアー初出場初優勝!

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の最終日。初日から単独首位のD.デュバルが、さらにスコアを伸ばした。前日ボギーを叩いた6番パー3で6メートルのバーディパットを沈めると、9番ホールまで4連続バーディ。12番でもスコアを伸ばし18アンダーで、2位の手嶋に6打のリードを奪った。

しかし、幾多の名勝負を生んできたフェニックスカントリーがそのままでは終らせなかった。今年の日本オープンで初のメジャータイトルを掴んだ手嶋多一が、後半スコアを大きく伸ばしたのだ。13番ホールを終えて6打差となっていたが、14番から3連続バーディを奪い15アンダーでフィニッシュした。

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対するデュバルは、ティショットを左に曲げ、セカンドで7番アイアンのシャフトを曲げてしまった14番ホールに入った。ティグラウンドに立ったデュバルはフェアウェイを見つめ少し不安げな表情をのぞかせた。そして、ティショットを今度は右のラフに打ち込み、このホールをボギー。そして、 17番パー3ではピン手前10メートルのバーディパットを1.5メートルショート。パーパットを60センチオーバーすると、返しのボギーパットも外してしまった。このホールをダブルボギーにし、手嶋と並んでしまった。

そしてプレーオフの1ホール目、デュバルがフェアウェイを捕らえたのに対し、手嶋は左サイドに曲げてしまった。デュバルも2オンには失敗したが、3打目のバンカーショットはカップの僅か5センチ手前に止まった。同じくバンカーに入れた手嶋の第4打は惜しくもチップインとならず、全英オープン覇者が日本オープン覇者を振り切った。

終ってみれば優勝スコアは15アンダー、デュバルが練習日に言った予想スコアとなった。「優勝はとっても嬉しい。15アンダーで手嶋さんに並ばれたのは分かっていた。残り6ホールで6打差は知らなかったが、リードはかなりあると思っていた。大きすぎるリードではない。目標は20~21アンダーだった。だが、14番が本当に一週間ずっとネックだった」

日本に来る前に仲間から、フェニックスは良いコースでホテルもいいと聞いてきたが、それ以上だったと満悦のデュバルは、この後、月曜日にワールドカップの開催コース太平洋クラブ御殿場に移動する。

先週が1打差、今週はプレーオフで敗れた手嶋は、「先週とは違う。今回は追いついていく展開だから。追いつけたことへの満足感と、負けた悔しさは半々です」この試合で今シーズンの獲得賞金1億円を突破。1週休んでシーズン大詰めの試合に臨む。

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2001年 ダンロップフェニックストーナメント



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