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耐えた池田、単独首位に浮上! 松山は10位に後退

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7081ヤード(パー71)

日中を通して季節外れの寒さと強風に見舞われ、この日アンダーパーを記録した選手はゼロという過酷な展開に。その中で存在感を示したのが、首位を1打差で追う池田勇太。3バーディ、3ボギーの「71」とイーブンパーでしのぎ切り、通算4アンダーの単独首位に浮上した。

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3アンダーの3位タイには、首位から陥落した小田孔明、17番(パー5)のイーグルで息を吹き返した室田淳、韓国のS.J.パク。通算2アンダーの単独5位に、同じく首位スタートの重永亜斗夢が続いている。池田と同じ4位タイからスタートした松山英樹は4ボギーの「75」。通算イーブンパーの10位タイに後退して決勝ラウンドに進んだ。藤田寛之は通算2オーバーの20位タイ。前年大会優勝のブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)は通算4オーバーの45位タイとしている。

<ガッツポーズ2発で首位浮上の池田勇太

予報通りに気温は低下し冷たい北風が吹きぬけた2日目、スタート時の4アンダーを維持して単独首位に浮上したのは池田勇太だった。2番、4番でボギーを先行したが、その後は強風に対応しパーを重ねると、9番でピン奥5メートルからのバーディパットを慎重に決めて右手でVサインを作るガッツポーズ。

10番でもボギーをたたくが、その後は再びパーを重ね、16番パー3はグリーン左サイドのカラーから6メートルをパターでカップインさせるバーディ。さらに17番パー5は2打目でグリーン右サイドに運び、残り12ヤードをしっかりと寄せて連続バーディを奪って2度目のガッツポーズ。最終18番はティショットを大きく右に曲げて、隣の9番フェアウェイに打ち込むと、ピン奥3メートルに2オン。このバーディパットは惜しくもカップの左淵をすり抜けてしまうが、多くの選手が苦戦する中をイーブンパーでラウンドしてきた。

「見てもらえばわかりますが、非常にコンディションがタフだったので、今日のイーブンはアンダーパーに等しいと思います。多度は風が吹くとコースがガラッと一変する。今日は粘ったもん勝ちだと思って、午前中は粘れるだけ粘って。後半のバーディが2つ来たのはよかったかな」。

強風を耐えしのいだ池田は「ここの風には強弱もあるし、これだけアンジュレーションがあるグリーンで傾斜と風がそろうと対応が難しい。グリーン上でもセカンドショットでもセンスが問われる。明日は同じようなコンディションにならないことを祈るね。明日は楽にゴルフをさせろよという感じ」と、2日連続での風対策はしたくないと話し、残り2日間の決勝ラウンドに備える。

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