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金子柱憲、逃げきりの3年ぶり勝利

スタート時点の3打差も決して安泰ではなかった。前半は差を広げて楽勝ムードだったが後半になって貯金を崩し始めた金子柱憲、追うフランキー・ミノザ。最後は1打差の勝負となったが金子柱憲が3年ぶりのツアー勝利をあげた。

金子柱憲は出だし1番2番をバーディスタート。折り返し地点では16アンダーにまで伸ばしていた。しかし11番でボギー。13番ミドルではOB入りダブルボギー。14番でまたボギーとしてF.ミノザに並ばれてしまった。
「13番はもっとビビッてやればよかったのに、左サイドが怖いという意識もないまま軽率にティショットをしてしまった。打ち直しもバンカーで目玉。トリプルのケースだったが、なんとかこらえることができた。良かった」

16番で起死回生のバーディ。「うれしいね。一度崩れかかって、もう一度がんばれたのが嬉しい。フランキー(ミノザ)もショットが決してビシビシは来ていなかった。向こうも辛いんだなーと思ったね」
最後の18番、外せばプレーオフというパットを「開き直って」打った。「ま、こういう勝ち方もいいんじゃないかな」
これで3年ぶりの優勝。ツアー通算6勝目。「今シーズンの好調をうまく結果に出すことができた。結果がでないと辛いんだよ。こういう粘り方、自分としては始めての展開だ。よかった。やはり久しぶりの優勝は嬉しいよ」

ミノザは「ちょっとガッカリ。でも次がある。東建、静岡と予選落ちでアタマにきていた。フラストレーションが溜まっていたが、今週は集中できた。また自分のゴルフをやっていくよ」
4番グリーンでアドレス後のボールが半コ分動いた。自ら申告してボギー。もちろん金子・川原が気づいていなかったはいえ、申告はゴルファーとして当然の措置だ。だが、結果論としてこのボギーが痛かった。

健闘した川原希は最後で崩れた。78。倉本昌弘が詰め寄り首位に2打差の3位に食い込んだ。今年は中嶋常幸倉本昌弘の二人のベテランに注目する必要がありそうだ。

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1999年 GEORGIA KSBオープンゴルフ



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