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尾崎直道、スコアを伸ばして2勝目へ疾走

風も弱く快晴。絶好の3日目となった。しかし最終組の木村政信、久保谷健一はスコアを崩して後退。ジョー直道も引きずられた形で伸び悩んだ。最終18番のバーディでようやく気分を取り直した格好だ。

尾崎健夫細川和彦はちょぼちょぼ伸ばしの68。田中秀道今野康晴の2人が一気に追い込んできた。アマチュアの近藤智弘も65という素晴らしいゴルフで5位グループ。明日もまた混戦になりそうだ。

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3日目の尾崎直道は2番でバーディ先行。しかしボギーも叩く展開で結局5バーディ、3ボギー。「2位以下を離そうとしてプレッシャーがかかってしまった。惜しいパットが1発も入らない。昨日と対照的だね」
ティショット、アイアンは悪くない。むしろいいくらい。だから「最終日に不安はない」と言う。「今野もジェットも勝ちたがっているのは知ってるよ。でもアメリカで3日目4日目のカベに苦しみ、いちばん鍛えられてるのは自分。そりゃ疲れはあるけど、寄せつけずに勝ちたい!」

その兄貴・ジェットは「ショットは安定してるパットも悪いとは思わないんだけどね。でも入らない。直道との3打差は大きいな。こっちが3打差もらいたいくらいだ」 だが現在の調子が明日も持続すれば勝機は十分ある、と踏んでいる。

今野康晴は7バーディを放りこんだ。しかしボギーが2つ。終盤になってから進撃が止まりスコアが伸びなかった。「インに入ってチャンスはあったんですけどね。ラインが難しくて読みきれなかった」
「ふつうはこんなにグリーン、止まらないんだよ」と横尾要に教えられた。「そうか、今日はグリーンが止まるんでみんなスコアを伸ばしてるんだ、と分かった。それからは難しさを意識しないで気楽にセカンドを打っていけたのがよかったと思います」
優勝を意識してはいけないことは知っている。「でも今年は最低でも1勝はしたいですね。今までみたいな悔しい思いだけはしたくないです」

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1999年 中日クラウンズ



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