丸山茂樹、伊澤利光がシード権を喪失
1999年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/25〜11/28 場所:いぶすきGC開聞コース(鹿児島)
若手2人が首位タイで発進!
いぶすきGCで行われているインターナショナルトーナメント、カシオワールドオープン。 並んで首位スタートしたのは67をマークしたハンク・キーニーと手島多一。1打差3位には伊沢利光、田中秀道、久しぶりの上位スタートとなる中嶋常幸、宮本勝昌ら7人がひしめいている。団子状態となった初日、2日目以降に抜け出すのはだれか?
キーニーは、7バーディ、2ボギーとし5アンダーを稼いだ。「スコア的には満足していますが、パー5でバーディを取れなかったのが残念です」 一緒にまわった中嶋常幸は小さい頃、ブラウン管で見ていた憧れの選手だったそうだ。「同組で回れて嬉しかった。とても楽しく回れたことが今日のスコアにつながりました」
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今日は距離より方向性重視のドライバーを使ったが調子は良くなく、フェアウェイをキープできないことが多かった。しかしリカバリー出来る範囲で何とかできたのがスコアに反映されている。
スキンヘッドのヘアースタイル(?)は5年前からしているそう。とても気に入っていて、1週間に1度の手入れは欠かさないとか。米Qスクールの2次を通過できなかったキーニーは、「もしこの競技で勝てたら日本でプレーしたい」
久々に初日3位タイと好調な出だしを切った中嶋常幸。1イーグル、5バーディ、3ボギーで68とした。子供の頃ファンだったと言われ、若いキーニーに「いい見本を見せなければ」と張り切った結果。しかし中嶋のほうではキーニーの飛ばし屋ぶりを楽しみにしていた。「今日は恐いもの見たさで来たんだよ」
「父さんはイップスじゃないよ。パッティングの時、たまにパンチが入ることがある」フェニックスで息子にいわれた一言も好調に大きく影響している。おかげでパッティングが段々と良くなってきた。それまでは、身体も良くなく、じれったい思いをしていた。「今日はとにかく楽しかったよ」
今週来週の追い込みが期待されていた丸山茂樹はスタート直前に首の激痛に見舞われて、急遽欠場。診断では「筋筋膜性疼痛」という聞き慣れない病名だそうだ。しばらく安静にしていれば回復するということだが。