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桑原克典、激戦を制して公式戦優勝!

一時は桑原克典の楽勝ペースかと思われたが、もつれにもつれた。試合はエキストラホールに入り、38ホール目で桑原克典の勝利。また3位決定戦はZ.モウが丸山茂樹を3エンド2と下した。

桑原克典はスタート11ホールでなんと5アップ。あっさりカタがつくかと思われたのだがその後ズルズルとホールを失った。それでも残り9ホール時点では3アップとして決着は時間の問題というムードだった。

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「疲れた。どうせ疲れるのだったら勝ちたいと思った」という桑原。「途中から横田クンに追い上げられて、流れが自分から離れていったかなと思った。でもそういう中で勝てた。信じられないような気持ちです」

30ホールで失い、31ホールでまた負け、33ホール目にしてアドバンテージを失った。
「前半と後半ではゴルフがまったく違ってしまった。攻めなかったわけじゃないです。でも気持ちが消極的になった分、パットが打てなかった」 なぜ打てない!次は打つぞ!と自分に言い聞かせたという。しかし打ち切れなかった。

決着がついたのはなんと38ホール目。長い長い戦いだった。「夢を見ているような」そんな優勝カップだった。淡白なプレーぶりから一変して「勝ちにこだわる」と宣言した桑原克典。確かに38ホールの長丁場、徹底的にこだわりつづけた結果の勝利といえる。
これで賞金3000万円と5年シードを確保した。しかし「シードは嬉しいです。でも今日は、それ以上に優勝したことが嬉しい!」 もちろん、公式戦は初優勝。

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1998年 日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯



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