形の違う愛情。藍、さくらを見つめる父の開幕戦【GDOコラム】
2005年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/04〜03/06 場所:琉球GC(沖縄)
藤野オリエが優勝。注目の宮里藍は最終日もふるわず27位タイ
沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催中の2005年度国内女子ツアー初戦となる「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」最終日。雨こそ降らなかったものの正午の気温が9.6度という南国とは思えない寒さにも関わらず、13,148人の大ギャラリーが集結。試合展開は寒さと時折激しく吹く風が選手を困らせ、この日も我慢くらべとなった。
開幕戦を勝利で飾ったのは藤野オリエ。多くの選手がスコアを落とす中、3バーディ、3ボギーとスタート時の1オーバーを維持。イーブンパーのトップでスタートした服部道子との我慢比べを制し、2002年以来のツアー4勝目を飾った。
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注目の宮里藍は最終日も奮わず4つスコアを落とし10オーバーの27位タイでホールアウト。「ともかくパターが入らなかった」と宮里。「寒い中多くのギャラリーの期待に応えたかったのに残念」と地元での不調を悔しがった。
宮里に次いで多くのギャラリーを集めた横峯さくらは、悪天候にも関わらず我慢のゴルフで17番まで1アンダー。「最終日はパープレー以内」という父・良郎さんとの約束を果たせたかに思えたが、18番のロングホールで3打目をトップ、さらにアプローチも寄らず、1メートルのボギーパットを外すという予想外の乱調でダブルボギーとしてしまい最終日1オーバー。トータル9オーバーの22位タイでホールアウトした。
昨年5年連続の賞金女王となった不動裕理は6オーバーの7位タイ。また、注目を集めていたアマチュアの諸見里しのぶと宮里美香が8オーバーの16位タイで並び、ベストアマを狙うためにプレーオフに突入。結局4ホール目で諸見里が勝ち、ベストアマチュアとなった。