2011年 心をひとつに 西陣レディスクラシック 〜東北地方太平洋沖地震 復興支援チャリティ〜
期間:04/15〜04/17 場所:熊本空港CC(熊本)
イ・ジウが単独首位スタート!馬場ゆかりと李知姫が2打差で追う
熊本県にある熊本空港カントリークラブで行われている国内女子ツアー「心をひとつに 西陣レディスクラシック ~東日本大震災 復興支援チャリティ~」の初日、6アンダーでイ・ジウ(韓国)が首位に立っている。
2打差の2位タイには馬場ゆかりと李知姫(韓国)がつけている。昨年度の賞金女王アン・ソンジュはイ・ナリ(ともに韓国)、不動裕理と並んで2アンダーの4位タイ。有村智恵は1アンダーの7位タイでスタートした。
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横峯さくらは古閑美保と並んで3オーバーの45位タイ。上田桃子は9オーバーの100位タイと大きく出遅れた。
<馬場ゆかり、ノーボギーで2打差2位>
8時頃にひとしきり強い雨が降ったものの、熊本空港CCの硬いグリーンに大きな変化は現れない。「ごく微妙(な変化)で昨日よりコンコンした感じは無くなったけど、やっぱり硬いですね」と、馬場ゆかり。午後に入って強い風が吹き始めたが、4バーディノーボギーの「68」で回って、首位と2打差の2位タイにつけ笑顔を見せた。
2週間前に米女子メジャーの「クラフトナビスコチャンピオンシップ」に出場したが、ショットが不調で74位タイと下位に沈んだ。スタート前、キャディには「今日はいっぱい練習するから、悪かったらごめんね」と話したというが、08年に優勝した相性の良さは健在。前半にナイスパーでピンチを切り抜けると、11番では7m、15番では2打目を1mにつけて後半もバーディを積み重ねた。「昨年以上の結果を残したい」と意気込む今年の馬場。3年ぶりの優勝を再び熊本の地で飾れるか?
<不動、下川、有村がトップ10>
大会初日、通算6アンダーで単独首位に立ったのは、韓国のイ・ジウ。他にも韓国勢が上位を占める中、トップ10に入った日本勢は馬場の他、通算2アンダー・4位タイの不動裕理と、通算1アンダー・7位タイの下川めぐみ、有村智恵の4選手。
プロ入り5年目の下川は昨年のQT35位。「一昨年は飛距離にこだわって小技を疎かにしてしまいました。今年はトレーニングをして持ち味である曲がらないショットと小技に磨きを掛けました」と、グリーンが硬く難易度の高いコースでこの日は23パット。得意のショートゲームで耐えて上位に食い込んだ。
<復帰戦の古閑、失意の上田>
昨年10月以来のトーナメント出場となる古閑美保は、4バーディ7ボギーの「75」。通算45位タイのスタートにも、「最初はすごく緊張していたけど、それなりに良いゴルフが出来た。試合をこなしていく中で良くなっていくと思う」と復帰戦に手ごたえを感じていた。
一方、同じく熊本出身の上田桃子は6ボギー1トリプルボギーの「81」。「今週だけじゃなく、やることは決まっているのでそれをやるのみ」と悔しさをぐっと堪えた。