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古閑美保が9アンダー「63」で単独首位!

国内女子ツアー第14戦「meijiカップ」が、北海道の札幌国際カントリークラブ島松コースで開幕。初日首位に立ったのは、9バーディ、ノーボギーの「63」でラウンドした古閑美保。古閑の「63」は、2008年の開幕戦初日以来となる自己ベストタイ。今季ベスト10以内に入っていない古閑にとっては最高のスタートとなった。

首位と4打差の5アンダー2位タイは韓国の辛ヒョンジュ一ノ瀬優希の2人。さらに1打差の4アンダー4位タイに、2大会連続優勝を狙う有村智恵や、大谷奈千代など6人が集団を形成している。

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大会連覇を狙う不動裕理は、ボギーが3つ先行する苦しい立ち上がりとなったが、9番以降6つのバーディを積み重ね3アンダーでホールアウト。北田瑠衣服部真夕米山みどりなど12人のグループに加わり10位タイにつけている。

<古閑、自己ベストタイでロケットスタート!>
09年に傷めた左手首の故障に苦しみ続けていた古閑が、9バーディ、ノーボギーの猛チャージを演じた。「パットが良かった。パットが入ればこんな感じだとは思っていましたが、今日は入りすぎましたね」。もともと好調をキープしていたショットにようやくパットが噛み合い、ビッグスコアを演出した。故障前の08年、開幕戦の第1ラウンドにマークした「63」に並ぶ自己ベストタイ。15番でバーディを奪って8アンダーとし、「10アンダーになりたくてしょうがなかった」とベスト更新を狙ったが、16番で2mのチャンスを逃し「ガクッとなった」と苦笑。だが、この1年ほどスコアメイクもままならなかった古閑には見られなかった、心からの笑顔が実に新鮮だった。

<一ノ瀬、男子ツアー観戦が奏功?>
「前半はショットがぶれて、耐え耐えのゴルフだった」と9番のバーディ1つにとどまったが、「体の右側で振るようにしたら、ドライバーが良くなってバーディが出だした」と、後半だけで4バーディを奪取。5バーディ、ノーボギーの「67」にまとめ、首位に4打差の5アンダー2位タイと絶好のスタートを切った。先週はオープンウィークを利用し、日曜日に男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」を観戦。藤田寛之に15ホールつき、「アプローチの引き出しが多いし、パットを全部オーバーさせていた」と、ツアー屈指のショートゲームの名手のプレーを目に焼き付けた。「今週は自分もパットを全部オーバーさせよう。今日はそれを考えていました」との心構えも、今日の結果に結びついたようだ。

<2大会連続優勝を狙う有村が4位タイで続く>
有村は前半途中までピンに寄せきれず、パットが惜しくもカップを逸れる展開に伸び悩んだが、8番で5mを沈めるバーディを皮切りに、続く9番(パー5)では1m、さらに11番では50センチに絡めるスーパーショット。ようやく流れを呼び込み、次々とバーディを重ねていった。最終18番(パー5)もバーディで締め括り、4バーディ、ノーボギーの「68」、4アンダーの4位タイと上々の滑り出し。「前半はスイングに集中し過ぎて攻められなかった」と真っ先に反省が口をついたが、「スタンレーレディス」に続く2大会連続優勝に向けて死角は見られない。

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2011年 meijiカップ



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