上原彩子のスイングをスーパースローで見る
2011年 富士通レディース
期間:10/14〜10/16 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
上原と服部が首位発進! アン・ソンジュら3人が1打差で追う
◇国内女子◇富士通レディース 初日◇東急セブンハンドレッドC(千葉)◇6,635ヤード(パー72)◇曇り◇ギャラリー数:1839人
熾烈なバーディ合戦の幕開けとなった初日。ともに「66」をマークした上原彩子と服部真夕が6アンダーで首位タイに並ぶ絶好のスタートを切った。1打差の5アンダー3位タイに、2週連続優勝と大会連覇がかかるアン・ソンジュ(韓国)をはじめ、木村敏美、上原美希の3人が続いている。
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古閑美保は、馬場ゆかりらと並び2アンダーの12位タイ。横峯さくらは序盤の3番でダブルボギーを叩く苦しい滑り出しとなったが、その後は2つのバーディを奪ってイーブンパーにまとめ、首位に6打差の31位タイにつけている。
<前半だけで6アンダーの上原が首位タイ発進>
昨年も大会2日目にアン・ソンジュが10アンダー「62」をマークしたが、それを上回る勢いでスタートしたのが上原彩子だった。1番から4連続バーディを奪い、5番は1mのパーパットがカップに蹴られてボギーをたたくが、6番、7番で再びバーディ。前半を6アンダー「30」で折り返すと、10番でもバーディ。ところが、その後は勢いが止まって1バーディ、2ボギーでホールアウト。後半に流れを止めてしまったことは後悔するが、今季2勝目に向けて最高のスタートを切った。
<服部真夕はショット、パットが噛み合い首位タイ>
豪快なドライバーショットが魅力的な服部真夕だが、この日はアイアンショットが冴えてバーディチャンスを量産した。前半の7番パー5では残り50ヤードのアプローチがカップの左5センチで止まるタップインバーディ。後半は12番、そして14番から16番までピンまで2.5m以内にビシビシ付けると、バーディパットも面白いように決めた。「ショットが良いので自信を持ってやれています」と話す服部。2日目は「耐えるゴルフになると思うので、しっかりと耐えます」と、コメントにも力が込められていた。
<一時単独首位につけたアンは後半伸び悩む>
貫禄のゴルフでスコアを伸ばしていたアン・ソンジュも後半はペースダウンし、5アンダーの3位タイとなった。気持ちよくスコアを伸ばす上原と同じ組でラウンドしたアン。13番までに6アンダーとして、この時点で単独首位に浮上した。ところが、その後はスコアを1つ落してホールアウト。「後半はショットのブレが出るようになってしまいました。明日は天候が良くないようなのでもう少しスコアを伸ばしておきたかった」と、終盤のボギーを悔やむ。