有村智恵の最新クラブセッティング
2012年 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント
期間:04/27〜04/29 場所:鶴舞CC(千葉)
有村が首位タイ発進! 原、横峯らが1打差で続く
◇国内女子◇サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント 初日◇鶴舞CC(千葉県)◇6,400ヤード(パー72)
名匠・井上誠一氏が手がけた難コースを舞台に、上位は僅差で実力者たちがひしめき合う混戦の幕開けとなった。その中で、朴仁妃、全美貞(ともに韓国)、有村智恵の3人が4アンダー首位タイに立つ好スタートを切った。
<< 下に続く >>
3アンダー4位タイには、横峯さくら、原江里菜、表純子ら6人。さらに1打差の10位タイに、馬場ゆかり、上原彩子、大会連覇を狙う不動裕理ら6人が続いている。アン・ソンジュ(韓国)は1アンダーの16位タイ。上田桃子と一昨年の覇者である申智愛(韓国)は、イーブンパーの26位タイにつけている。
<宮里藍効果で有村が首位発進>
手首の故障で開幕戦から3試合を欠場した有村は、復帰から3試合に出場後、先週は休養のために欠場。一週間を練習と、完全なるオフと切り替えることで、今週の戦いに備えた。「練習は森永高滝CCで1日中ゴルフをして、逆に休養とトレーニングにあてた日はクラブを持たずに気持ちを切り替えることが出来ました」と、充実した一週間を過ごした。
さらに、練習とトレーニング以外にもメンタル面の強化も取り入れたという。「いろんな本を読んだり、話を聞いたりしました。特に先週米ツアーで優勝した(宮里)藍先輩のコメントは、今の自分に必要なことだと改めて実感しました。自分はたとえバーディチャンスにつけても、そのときのショットに満足いかないと、バーディパットに集中できずショットの反省などをしてしまい、結果バーディが獲れないこともあります。でも、藍先輩は目の前の一打に集中する、そのときに最大限自分がすべきことをわかっているんだということですね」。宮里の考えを自分にも取り入れようと、練習ラウンドのときも集中力を高めるようにしたという。
パッティングの練習でも有村は、ポケットに携帯電話をしのばせ、つど画面を見て確認を行っていた。「これは、私専用のドリルというか、練習に必要なポイントを書いたメモを見ているんです」。10球程度打つたびに1回はそのメモを確認しながら練習を続ける有村。「ショットがすごく良くなってきて、調子の良いときの自分を取り戻してきました」と、自信を高めて残り2日間を戦い抜く。